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海洋摂理20周年記念式典

1994年8月1日 NY、ベルベディア

真の御父母様は、米国での海洋摂理の20周年記念の式典で、海洋摂理の重要性と展開方法を話された。

訓読会

​平和

今日は記念すべき一日を迎えました。こうして皆さんの顔を眺めながら、昔、初めて進水させたニューホープ号とフライングフェニックス号を見る時、あっという間に20年という歳月が過ぎたのだなと感じます。今から20年後には私も95才になるということを考えると、人間の一生というものはあっという間だとつくづく感じます。

 

ここに座っている人たちを見ると、若者から壮年、老人まで、みんな集まっていますね。皆さんは50億の人類を代表してここにいるのですよ。そう考えてみると、私たち人間の願望は、全人類の前に世界的代表者になることだと言えます。人間は一生において、最高の希望を叶えたいと願いながら、生活範囲という、一つの境界線の中で暮らしています。アメリカ人はアメリカという境界線の中で、個人なら個人という境界の中で、家庭なら家庭という境界の中で、それぞれの境界線をいかに乗り越えるかということが問題になってきます。アメリカに住むものはアメリカを越えて、世界に住むものは世界的境界線を越えて、前進することのできる道を求めなければならないのです。幼稚園児は幼稚園という環境線を越えて、より高い段階に行きたいし、小学生は小学校を越えて中学生になりたいし、中学校、高等学校、大学校と同じように高い段階に登って行き、大学院から博士課程を乗り越えて、国家の大統領に至るまで登りつめることを人間は願うものなのです。しかし、境界線を乗り越える時、そのまま越えるわけにはいきません。そこには越える境界線が高ければ高い程、それに比例して、準備や、受難や、忍耐や、苦労の全てが必要になってくるということを私たちは知らなければなりません。

 

統一教会が水産産業を手掛ける時に、初めは川で釣りをしてみたり、海岸に出掛けたりしていました。だんだん関心が大きくなり、そのうち願うことは何かというと、船を持ちたいということでした。船がないと、いくら海洋摂理に適した環境条件が整っていても、どうしようもないのです。いくら船をもちたいと思っても、経済力がないと船が持てないように、いくら魚をたくさん釣る能力があっても、船を操縦する素質があっても、船がなければ本当にどうしようもないのです。そういうわけで海洋産業を始めました。どうすれば世界に通ずる素晴らしい船を造れるか、経費が掛からなくて、頑丈で、見た目に美しく、誰にでも好まれる船をいかに造るか、ということを真剣に考えました。

 

先生は20年前アメリカに来た時に、現在の漁業方法は時代遅れになると判断しました。将来は魚を追い回すのではなくて、養殖産業が盛んになる。船に乗って海で働くのも、趣味のようなスポーツフィッシングなどの観光産業の一環となっていくということに気付きました。生活面において、こういう趣味性がなければ、水産産業を一生かけてやって行くことが難しいということに気付いたのです。

 

全ての事業に言えることは、まず資本がなければなりません。設備もなければならず、その他、諸々必要なものがあります。しかし結局一番必要なものは、人脈であり、良い人材を育てるということです。水産産業を手掛ける時に、自分の人生の全てをかけてやろうと思い、天職だと知る人材をいかに育てるかということが、重要になって来るのです。青年時代に海が好きで、壮年時代に海が好きで、老いて死ぬ時になって「ああ、海が好きでたまらない」と言って死んでいく。死んでからも子孫に、海を愛する心を教えていく。こういう人材を育てて、その精神をどうやって子孫に指導し、受け継がせていくかということが貴重な問題なのです。

 

人間というものは海岸沿いに住むより、内陸にたくさん住んでいます。陸地で生活するということは、一般常識的になっています。もしも陸の全然見えない遠洋に出て、一年以上生活することになったら、どう感じるでしょうか。先生は若い人たちに、「海の上で24時間生活したいと考えたことがありますか?」と聞いたら、皆、「うーん」と言って唸ってしまいました。海というものはいくら大きい船に乗っても、常に不安なものなのです。海は恐ろしいんですよ。海の上ではいつも船酔いをして、吐いてばかりいるのです。

 

海洋摂理では、大きな船を用いたからといって魚が獲れるわけではありません。せいぜい100フィートから120フィートまでが適当なのです。そういう船に乗っても大嵐が吹く海に出れば、落ち葉のように揺れ動いてどうすることもできないのです。どうすればこの恐ろしい海に対処できるのでしょうか。若者たちが海に恐れを持たないで、「さあ、昨日海に出たんだから、今日もまた海に出ないとならないな」と感じるようになる基盤を、いかに作るか考えました。その時に、沈まないボートを造ろうという考えが浮かんだのです。ひっくり返っても沈まない、大揺れの海でも沈まない船をどうやって造るかと考えました。子供でも思うように乗り回せる船を、浜辺や近くの川に浮かべて、村の子供たちが船に乗ったり、船の下に潜ったりして面白く遊ぶようになれば、自然と海に興味を持つようになるのです。そうして海に対して陸地と同じように違和感なく生活できる若者に育っていくのです。

 

沖に出れば大きな魚が獲れますが、それなら大きな船が必要だろうか。小さな船で何とか大きい魚を獲れないだろうか。いろいろ考えて、ロングアイランドにある船の販売店に出掛けて行き、どういう種類の船があるか、全部調べてみようと思いました。そして「沖合へ海釣りに出て、大きな魚を獲ることのできる船はどんな船ですか?」と聞いてみました。すると、「まぐろやブラックマリーンなど3000ポンドにもなる魚がいる」って言うんですよ。3000ポンドなら大の大人15人分以上になるでしょう。そんなに大きくなる魚がいると聞いて、「うわーっ、凄い」と思いました。そこで、大きな船でこれを捕まえるより、小さな船で捕ったならどれだけエキサイティングするだろうかと考えたのです。20年かけても海に出る醍醐味は尽きません。私たちには時間がありません。ビジネスで最も重要なことは、出発点において基礎がしっかりしないとならないということです。水産産業も同じです。

 

小さい船でできることといったら何ですか?釣りですね。大衆は小型船で釣りをすることに関心を持っていても、網を使って魚捕りをするような漁業には関心を持たないのです。大型船で網を引く漁捕りは次第に人気がなくなっていきます。いろいろ考えて、苦心して造ったのがワンホープ号でした。海だけでなく川にも乗り入れて、魚釣りができる船を先生は求めました。今ではワンホープは釣り人の社会で有名になっています。

 

それから遂に、私たちはアラスカに乗り込みました。アラスカは皆さんも知っている通り、波が荒くて危険な所です。そこに出掛けて行って使える船を、持たなければならないと考えました。アラスカの荒波に向かって、小さなワンホープで8人乗りのところを12人で乗り、沖合に出ました。頭上から、飛行機に乗る人が見た時には、皆が黄色いレインコートを着て寄り添っているために、船ではなく黄色い点の固まりが見えるだけでした。飛行機が旋回しながら近づいて来て、「危険だからすぐ引き返しなさい」と、ひっきりなしに警告を発しました。次に、沿岸警備隊の船が警告を発しながら近づいて来て、我々の船を調査し始めたのです。そこで彼らの驚いたことに、ワンホープは沈まない船だということでした。それからコディアックの沿岸警備隊で、いっぺんに有名になってしまったのです。水産業界では、沿岸警備隊に認められて一流になっていくのです。沿岸警備隊の上官たちは、全国に派遣される前にコディアック沿岸警備隊を必ず通過するのです。ですから、彼らがあちこちの港町でワンホープを見る時に、「あれはレバレンド・ムーンのボートだ」といって、一目置くようになったのです。

 

皆さんは知らないでしょうが、ワンホープはマグロだろうがマスだろうが、どんな魚を釣るにしても、悪天候の中で効果的に釣りをすることにかけては世界一の船だということを覚えていてください。この船がどれだけ特別な船なのか、考えたことがありますか?アメリカの若者が、「先生は船の専門知識もないのに、いったい何を造るというのだ」などと言っていたでしょう。ヨーロッパの若者も同じことを言っていましたね。朴クベは、コディアックのIOEグループの社長ですが、最初はワンホープの設計に疑いを持っていたのですよ。それが数年後、今頃になって「お父様、この船がどれ程いい船か分かりました。やはり違いますね」などと言っているのです。

 

ボートと言えばワンホープ、ワンホープが最高です。ワンホープはOne purpose「決意一つ」です。こう記憶してください。さあ、ワンホープに乗ったことのない人は手を挙げてください。う~ん、何ですか、あんた達。本当に人間なの?先生は美男子だから、美しい男女が好きなんですよ。男も女も同じことです。誰もが美を追求しています。男は美人が好きだから、船に乗る男たちのために、美人を思わせる船を造ろうということになりました。

島は女を象徴します。海に浮かぶ小島のような船は女を象徴するのです。まあ、世界中で、上から見ても,横から見ても、最高の美女のように美しい船といえば、我々のボートでしょう。この船は出っ張った所がなく、見事に自然な流線形になっているのです。ちょうど卵のように形が整っているのです。皆、このことに気づいていたの?知らなかったの?ワンホープを今日まで見たことのない人もいるんじゃないの?今日、先生の話を聞いてもまだワンホープに乗りたくない、などと言う人は早く死んだらいいんです。…つまり、忘れないでしっかり頭に叩き込んでおきなさいという意味ですよ。

 

ワンホープがどんなボートかと言うと、携帯的で、どこにでも移動が可能な船なのです。ニューヨークからフロリダまで車で行けばどの位かかりますか?トレーラー車に船を乗せて、昼夜走れば一日で行きますね。船で海上を行けば、西海岸までぐるりと回ろうものなら、一カ月以上かかってしまいますね。それにボートというものは、押し寄せてくる波にうまく乗らないと駄目なのです。押波二つに乗ってバランスを失わずに進み続けなければならないのです。そこで、38フィート、52フィート、98フィート、108フィートまで、波に良く乗って走るボートを造ったのです。108フィートの船は、アラスカの大波が荒れる環境でもバランス良く走るように設計されたのです。アラスカのベテラン漁師たちは、ファイバーグラスボートはアラスカの海では絶対にもたないし、使えないと言って、みんな反対していました。

 

アラスカの漁師は積年の熟練者だと言いながらも、ファイバーグラスに関しては、実際何も知らないのだという自信を、先生は持っていました。彼らは先生が造った船を見て「見た目にはいいが、あれで魚が捕れるものか」などと、まくし立てていました。しかし、蓋を開けてみると、この船ほど魚がよく捕れる船はなかったのです。みんな無知な連中なのです。アラスカの船の中でも、トローリングをして、実際魚がよく捕れる、早くて、携帯的で、格好の良いボートこそ我々のボートなのです。並の船ではありませんよ。一般のスチールボートは、二年に一度ずつ水揚げして、ドッグに入れて乾かして、ひっくり返してペンキを塗ったり、コーティングしたりする作業をしなければならず、大変な手間がかかってしまいます。しかしこのボートは日常の掃除だけしておけば良いのです。

 

漁師というのは、労働者の中でも一番嫌な臭いが染みついているのです。ファイバーグラスの船ならいつもきれいに使えるから、漁師だからといって、薄汚くて変な格好をしなくても良くなるのです。自然の中でもちゃんとした小奇麗な服が着れるのです。

 

アラスカでいろいろなサイズの、性能の良いボートを造るのです。その後の目標は魚を運送したり、商品を運んだりする輸送船を造らなければなりません。6000トン級の船を造って、何でも必要な量を運べるようにするのです。魚がどんどん捕れるようになれば、輸送船が必要になり、自然に運輸業と連結していくのです。同じ理屈で、輸送船のサイズを拡大していけば、何十万トンという原油を運ぶオイルタンカーにまでなるのです。世界的な造船所を運営するなら施設を拡大させて、どんな大きさの船でも造れるようにならなければいけないのです。人材はいても、設計技術がなければなりません。その次に効果的に魚を捕るには良い網がなければなりません。こうして網を製造するに当たって、いろいろな分野との関係が必要になって来るのです。

 

海と関係を結ぶことにおいて、一番大切のものは船です。船を造るなら世界的に見て、歴史が流れるに沿って、どの会社が製造するものより統一教会の会社が造る船が、社会から評価されて注目されていくような、伝統のあるものを造っていかなければなりません。

漁師生活に必要な様々なものを満たすために、無数の産業が関わってきます。船を製造することを中心として、そこからいろいろな産業が発展します。養殖産業に関連して、技術開発を行い、運輸産業との関係を深め、次第に幾多の生産業と機能的に連結していくのです。このように海洋産業を統括していく関係をつくり、陸地も統括する道を開いていくのです。

 

マイク・ラニアンも先ほど説明していましたが、先生がこれほど海洋産業に力を注いでいる目的は何かというと、将来この海洋産業の運送技術を使って、どんな国にも、どんな未開拓な土地にも入っていけるようにするためです。アフリカ地域の貧困に苦しむ人々を救うために、海峡や河をさかのぼって奥地まで入り込んでいける道を開拓するのです。アフリカで飢餓に瀕している人達は、食糧がないといって死んでいきますが、食糧は、世界中の国であちこちに有り余っているのです。アメリカでは農産物が、毎年12月から3月まで消費しきれなくて、倉庫を探すのが大変なくらいです。余剰生産物と呼ぶ膨大な量の食糧が、毎年倉庫に眠っているのです。先生がダンベリーに収監される前の1980年代に、皆さんも知っていると思いますが、動く家と呼ぶモービルハウストレーラーを200台以上も買いました。全国を巡回して活動しなさいといって、各教会に分配したのです。何のためにそうしたかというと、トレーラーを使って倉庫を回り、缶詰や加工食品などのいろいろな食料品を配送するためだったのです。アメリカでは倉庫に貯蔵されている余剰食糧は誰でも必要な人が持っていって良いのです。

 

積み上げられた食料を分配するにもお金がかかるので、誰もやりたがりませんでした。しかし誰かが始めなければならなかったのです。今では18トン以上なら持っていく権利があるというのですが、18トン以下なら駄目だというのです。18トン以上の余剰食料を貧しい人々のために運送してくれるというなら、国家政府が報償金を出して、車を動かすのに必要な費用を援助してくれるのです。そうした事業を行いながら将来のために準備していたビジョンがあるのです。それは時が来れば、数万トンの食糧を一度にまとめて船で運搬し、アフリカをはじめ、世界中の飢えている人々に分配することでした。その為の準備をしてきたのです。今ではIOEグループの水産会社は、アメリカ全国の業者がその存在を知り、その挙動を注目するほどに成長しました。

 

漁業の重要性と共に、これからは運輸産業を進めていかなければなりません。日本から北海を越えて、ベーリング海峡を通り、アメリカ大陸にまでつながる運輸産業を育てなければならないのです。これをどういう基準で開発するかというと、ハワイから東経を往来し、ヨーロッパから南米まで至る大型船を造船しなければならないのです。

 

現在、世界各国の中で一番問題なのはアメリカです。アメリカを中心国家として、世界の国々が、輸出をするにも輸入をするにも、全ての代表国家であるアメリカを中心として取引を行い、因縁を結んでいかなければならない状況にあるからです。世界中から海を渡り、船舶がアメリカの港にやって来ると、積み荷を降ろした後には、空き船になり自国に帰ります。その空き船がどこかの港に寄ったなら、土地に住む食口が協力して、さっと積み荷を上げ下ろしして、空いたスペースを効果的に使う運搬システムを開発すれば、運輸業者として成功するでしょう。その土地に食口がいなければ、現地の人を雇用して運営してもいいのです。土地の政府がこうした船を利用した運輸ネットワークを見れば、必ず関心を持ち、援助しに来るでしょう。それだけのメリットがこのプロジェクトにはあるのです。私たちが海洋産業で一流会社となり、世界に奉仕していく時には、全世界の国家が私たちを援護するようになるのです。

 

今日豊かに生活している先進国の人の中に、アフリカの奥地で飢えて死んでいく人間のことを真剣に考えている人がいるでしょうか。誰もいません。先生は飢えて死んでいくアフリカの人を救うために、20年間じっくり準備して基盤を築いてきました。港に入港する船を利用して、世界の部落に食糧を分け与える活動を展開する時に、世界の先進国の民衆がそれを知り、刺激されて、興奮する様子を想像してみてください。世界中の港町を回り、到着したら休息を取りながら積み荷を降ろして、現地に入り込んでいければ良いのです。しかし、アフリカの奥地では道路などの交通手段が発達していません。未開発の土地では人間が常に水を追い求めながら、水際や河口に住み着いているのです。そこで私たちが小型ボートをうまく利用して、水路が浅くなっている奥地まで入っていくようにするのです。

 

韓国の地勢を例にとりますと、ほとんどの川が大きな河に合流して海に流れ込んでいます。その為に、流通機構が海路を中心として船をうまく利用できるようになっているのです。陸路よりも水路が運輸業に良く利用されるくらい、河口と海路がうまく連絡しているのです。

 

将来、私たちがすべきことは、小型船を利用して釣りをしたり、商品を運搬したりする観光事業を興すことです。観光事業を振興させて土地を観光旅行させながら、帰路には必ず倉庫に立ち寄って、自分の部落で一年の3分の1ほど、食べて行ける食糧を持ってくるのです。観光産業を発展させるにも、こういう小型船の製造技術を使って、いずれは全世界の主な港町に小型船を配置して、数万人の客を相手に観光案内したり、釣りをさせたりするようになれば良いのです。

人が寝静まっている夜にも船を稼働させて、物資を部落中に配送するルートを広げるとか、いくらでも船を利用する道があります。世界の先進国家の倉庫に眠っている食糧を分配して、飢え死にしていく人々を救うためにやるのです。海洋産業、運輸産業をこのように小型船を中心に振興させて、観光事業を興せば、いくらでも物資は回るようになるし、有効活用できるようになるのです。こうして先進国と開発途上国が相互に交易していく道を開くのです。世界的なスケールで観光事業を興すのです。

 

アメリカではゴーツアー旅行社を中心にビジョンを持って研究開発してください。これからの世界の業界の動向を見ると、観光、レジャー産業が顕著に発展していきます。趣味産業とでも呼ぶものが盛んになるのです。将来、世界中の観光地において、統一グループのボートに乗らない所はないと言われるほどの環境になると、考えてください。どうすればこのような世界的組織を作ることができますか?世界中のどんな国にも観光客を誘致することができて、お金持ちもお金のない人もそれぞれのレベルにおいて、観光旅行ができるようにするのです。休暇シーズンになれば、誰でも観光旅行に出たくなるものなのです。ホビー産業です。趣味産業ですよ。分かりましたか?

観光旅行させながら村々を回り、物資を移動させながら分配するのです。そうすればどういう展開になっていくかというと、部落に入って物資の配給活動を行っているうちに、地元の家庭と交流ができ、繋がっていくようになるのです。一年中、四季を通じて食糧や物資を運搬して分配するのに、主要食糧品は何かということも重要になってきます。米やとうもろこしなら内陸で手に入れることができても、肉や魚は、一年中いつでも入手するという訳にはいきません。季節が変われば魚を入手する事情も変わってきます。一年中、季節に関わらず魚を補給することのできるシステムを開発するのです。

 

そうすれば地域ごとに配給所を組織編成して、誰にでも魚を配給してあげられるようにするのです。こうして土地の家庭と交流を持っていくのです。分かりましたか?

 

未来の運命は誰が率先して、世界的経済基盤を導いていくかという問題にかかってきます。今日まで、生産力のある国家が原材料を加工して、商品を製造し、利益を独占してきました。その時代が過ぎてこれからは、原料を供給できる国家が工業国をコントロールする時代になるのです。資源というものは使い尽くされてくると、少しずつ価格が上がるのです。そこで、資源をどこが所有するかということを、誰もが気にしています。アメリカも石油などの資源をいかに保存するかと心配しています。どんなに素晴らしい生産技術を持っていても、役に立たなくなってしまうからです。

 

それから、将来世界が要求するものは何かというと、生産技術も原料も、もちろん大切ですが、結局、世界的な大市場をいかに掴むかということが一番重要になってきます。そこで、流通販売所を組織して、安価な商品が直接消費者の手に渡るようにするのです。そうすれば商品を求めて、デパートや小売店に行く必要がなくなるのです。将来の消費生活は、こう変わってくるのです。

 

韓国に一興産業という水産会社があります。最近修練所で11万数千人の日本人女性を教育し、韓国人女性と姉妹血縁を結ばせました。そうして、教育した女性達を企業に投入し、末端部署に至るまで、食口のいない所はないようにしました。それから、慶尚南北道、全羅南北道、忠清南北道、京畿道、ソウル地域と、全国の地方支社に5人の副社長を任命しました。全員女性を任命しました。

 

アラスカのサケ類のうちで一番豊富に捕れて、安価なのはピンクサーモンです。このピンクサーモンを韓国の市場に輸出して、流通販売を展開することを考えています。サーモンを料理する方法も教えてあげて、販売ルートを管理していくのです。我社は優れた冷凍保存システムを開発しました。それを使い、世界的に流通販売組織を拡大して、水産物であるならどこの開拓市場にも配送できるようにするのです。市場を掌握していくコツは、合理的な流通販売システムを町村レベルまで組織管理して、価格を落とすことです。そうすれば世界中どこにでも通用するようになります。

 

20年前に、皆さんが「ああ、また先生の空想家のような話が始まった」などと言っていた時代は過ぎ去ったのです。それが現実になってきたのです。こうして観光産業と趣味産業を水産産業に連結し、運輸船を運航させて、世界の余剰食糧を貧困に苦しむ地域に分け与えましょうということなのです。

 

魚というものは、家にお米がなければ、魚だけ食べても生きていける程、栄養がたっぷり捕れるのです。しかし、運搬するとなると簡単にはいきません。そこで先生は、携帯的で良質のフィッシュパウダーを開発しました。

 

人間は一日の食事に蛋白質を取れば、生きていけるのです。フィッシュパウダーは骨が除かれ、細かくすり潰され、良質蛋白質が濃縮されているのです。現在製造されているフィッシュパウダーの何倍も栄養価が高いのです。朴クベが今言ったように、他の製品は蛋白質の純度が40パーセント位ですが、私たちのフィッシュパウダーは純度が98パーセントなのです。良くできたものです。他の製品とは比べものになりません。アメリカの水産省や農業省がこれを見て何と言うでしょう。きっと「すごい!こんな良いものは見たことがない。小麦粉よりずっと便利だ」ということでしょう。将来の生活において、ポケットにこれをいくつか詰めれば、一カ月生きていけるだけの栄養が取れるようになるのです。これは、人工技術時代に応じた必要食品となるのです。食糧品産業や観光産業において、旅行者にとっての必要品となるのです。

 

将来のライフスタイルは、一カ所の土地に縛られるようにして生活するのではなく、旅行したり、釣りをしたり、奉仕活動をして巡回したりして、頻繁に移動しながら生活していけるようになるのです。その時こそ、携帯食品が必需品になってくるのです。運輸システムが世界中に張り巡らされれば、旅行するのも簡単です。アメリカや韓国を往来するのも、韓国からインドに行くのも全然問題ありません。船で行くのです。港も船も、海洋産業において私たちと関係を持たないものはなくなるので、うまく連絡を取ればどこにでも行けるようになるのです。

 

人間は境界線を越えて、より高い段階に至りながら生きていかなければならないと、先程話しましたが、ニューヨークの住人は、一生ニューヨークに釘付けになって生活するのでしょうか?これは人間らしい生活とは言えません。世界を見て暮らすのです。アメリカ人は何も知らずに、自分の生活だけ考えて生活していますが、おそらく統一教会のメンバー位世界中を回り、知らない国はない程、世界を知っている人々はいないでしょう。そのように訓練されているのです。

 

さあ、考えてみてください。皆さんは世界中の国々に親戚がいるのです。一つの村に国際結婚をした家庭が100あるならば、100ヵ国に親戚がいることになります。自分の親戚の家に友人を招いたり、友人の親戚の家に遊びに行ったりして、自由にあちこちの国を往来できるのです。どんなに素晴らしいことか考えてみてください。やがて「あなたはあの家に遊びに行きながら、私の家には来てくれないのですか?」といわれて、世界中の家庭から招待されるようになるのです。

 今回、世界平和青年連合の大会が、ワシントンで160カ国の代表を集めて行われましたが、先生は彼らがホテルに泊まらないで食口の家に泊まるように勧めました。地元の食口が彼らを自分の家に招待する光景は美しいものでした。そうして付き合いを広げて、観光シーズンには世界の国々に行けるようにするのです。

 

国際結婚を通して、いろいろな国と交流を持っている私たちだからできることなのです。アフリカに行って活動することも苦しいことだと考えないで、面白いことだと考えるのです。仕事を楽しんで、実際に奉仕活動ができるのです。アフリカの貧困にあえぐ部落に100家庭が住んでいるとして、アメリカやイギリスなどの100カ国から援助物資が郵送されてくると考えてみてください。土地の住人は「うわーっ、なんと統一教会は偉大なんだろう。世界の大国やアメリカができないことをしている。本当に世界を一つに結ぼうとしているのだ」と、感心することでしょう。皆さんの努力によって、神様に心から感謝するようになるのです。皆さん、この仕事に関心がありますか?先生は20年間、深く深く関心を持ち続けて行動を起こしてきたのです。皆さんもそうでなければなりません。皆さんは想像もしていませんでしたが、これは凄いことなのです。

 

先生は汗が出てきて、お腹も減りました。このあたりで話を止めますか?今までは、貧困な地域への食糧の分配というテーマで話をしてきましたが、これからは、一カ所にじっと座って食べて行こうという話をします。人間は土地と水が必要ですね?水があれば魚も住んでいます。アラスカのような寒い所には、魚はいないと思ったら大間違いです。渡り鳥が休んで、餌を食べる時には、魚の卵が足にくっつくのです。そして、あちこちに移動しているうちに、魚の卵も一緒に移動するのです。だから、至る所に魚がいるというわけです。魚の雄と雌が一匹ずついれば、稚魚はいくらでも繁殖するのです。水のある所には魚がいるという概念が、頭に入りましたか?水温を良く調節して、稚魚を育てれば、魚を自然に繁殖させることができるのです。小さい穴の開いたビニール袋に、稚魚を10匹ずつ位入れ、低空飛行のセスナ機で湖に落とせば良いのです。じっとコントロール室に座って、何号機はここに、こういう種類の魚を、何号機はあそこに、この種類の魚を落としなさいといって指示すれば良いのです。そうして、いろんな種類の魚の群れが、世界中の湖に住み着くようになるのです。

魚を繁殖させれば、一つの湖で、何千何万世帯が食べていくことも可能です。湖で釣りをして一家が食べていけるのです。釣りは誰がする仕事ですか?男ですか、女ですか?女の仕事なのです。なぜなら女の方がお尻が重く大きくて、じっと座るのに適しているからです。座りやすいようにできているのです。本当のことですよ。男は3時間もじっと座っていれば、すぐにお尻が痛くなって我慢できなくなるのです。女が釣りの仕方を知って、一日に3匹の魚を釣れば3人の子供を食べさせられるし、5匹釣ればお父さんの分も合わせて、一家で食べていけるのです。一時間に10匹以上釣ることくらい、難しくありません。一つの村に百家庭いれば、その村の百人のお母さんたちが協力するのです。井戸端会議を開いて「さあ、今日は100匹くらい釣りましょう。いや、200匹釣りましょう」などと話し合って、一緒に釣りに行くのです。皆が釣りに行く必要はありません。順番を決めて一カ月に一度ずつ、代わりばんこに釣りに行けばいいのです。村全体の食卓を満たすのは難しくありません。

 

釣りは、いつでもどこでもできるのです。お金もいらないし、一時間あれば、あっという間に習うことができます。釣り竿がなくてもいいんです。みかんの皮で魚を集めれば良いのです。手にざるを持って「ウー、ウー、ウー」といって、魚を捕るのです。どうですか。やってみたいと思いますか?お母さんが使う裁縫針を曲げて、釣り針を作ることができます。ロウソクの火に針をかざして炙れば、うまく曲がります。真っ赤になったら手袋で曲げてみてください。ペンチがあればなおいいです。ハンマーで叩いて平たくすれば、完璧な釣り針の出来上がりです。先生はこの話を、宣教師たちを集めてしたことがありますが、後日、ある宣教師が来て、「言われた通りに釣り針を作ったら、とてもいいものができたし、伝道をするのにとても役に立ちました」と報告していました。どうですか。やってみたいと思いますか?皆さん、今晩家に帰ったら、長くて芯の強い裁縫針を探してください。それで釣り針を作る練習をしてください。今日、家に帰ってやりたくないという人は手を挙げなさい。

 

空想的な話をしていると思いますか?現実的な話だと思いますか?現実的な話なのです。釣りのできない女は、女じゃないのです。せっかく釣りに適しているお尻が泣くというのです。疑うなら祈祷してみてください。子供に食べさせて、生計を立てる手助けになりますし、仕事で苦労している夫を助けることにもなるのです。魚を売ればいくらでもお金になります。アフリカの奥地や、どんな未開地でも生き抜けるようになります。ジャングルに生きる虎を見てください。生き物を捕って生きていくのです。釣りを覚えれば、皆さんも飢え死にするようなことはありません。先生なら、どんな未開な土地に行っても3カ月で住みつけるようになります。

 さあ、アフリカから来た人や、これからアフリカに行こうという人は特に良く覚えておいてください。豊かな土地があり、水には溢れるほど魚が住んでいます。養殖などは、どこにでも広げていくことができます。海に住む魚は無限です。陸地に限界はあっても、海に限界はないのです。海の資源を開拓して、私たちのおかげで世界中の人が食べていける基盤を築くのです。皆さん、先生が関心を持つべきプロジェクトだと思いませんか?先生は頭がいいと思いますか、鈍いですか?二倍も頭がいいのです。自分の為でなく、世界の人のために生きてこそ、一人なら一人、百人なら百人のために活動した分だけ、霊界における財産になるのです。霊界では他に自慢するものはありません。地上で所有している財産など、霊界では何の意味も持ちません。

  

地上には、土地が続いているだけ無限に動物が住んでいます。人間が飢えて死んでいくというのに、動物を狩猟して食べる権利があるというのです。例えばベルベディアに住む人がお金がなくて飢えるならば、土地に溢れている鹿を狩って食べる権利があると思いませんか?だから、ハンティングも習うのです。女性も習うのです。熱帯地方にはワニもいますし、カバもいるし、蛋白質になる動物はどこにでも溢れています。なぜ飢えないといけないのですか?ハンティングをして飢えを凌げば良いのです。

ハンティングとフィッシングは、統一教会の食口はみんな習わないといけないのです。なぜ習うのですか?飢え死にする人々を救うためです。その為に身に付けなければならない技術なのです。世の中の人は「レバレンド・ムーンはハンティングをして動物を殺すのが好きだし、魚もたくさん殺すし、血を見るのが好きなのだ。インチキ宗教指導者に違いない」などと言っています。先生はそんな声を気にもかけません。人のすることを口やかましく批判ばかりして何もしない人と、実際に人のために何かをしている人と、どちらが正しいでしょうか?神様の子供がたくさん死んでいくというのに、動物の価値は何だというのでしょうか?宗教儀式を行うには、必ずといっていい程、供え物を捧げます。だから供え物をする動物を捕る祭司として、皆さんを訓練するのです。これは聖なる行為なのです。分かりましたか?

 

釣りもハンティングも習って、アフリカに宣教に出ていくのです。全世界に出るのです。それでは人を救うために、三番目に何を習えば良いでしょうか?それは農業です。第三世界を植民地化するためにやって来た白人たちは、農業技術を教えませんでした。現地の人たちが食べていけるようになってお腹が膨れると、言うことを聞かなくなるし反抗するようになるから、コントロールしやすいようにわざと教えなかったのです。これは白人の犯した犯罪です。先生はテキサスに3600エーカーの土地を買って、モデル農場を造っています。ここで開発した農業技術を使って、10万人から15万人の人材を教育し、アフリカなどの第三世界を開拓するために派遣すれば、飢え死にする人は世界からいなくなるのです。この農場に世界中から、鹿や猪や豚などを何組かずつ連れてきて繁殖させ、経済的な畜産技術を開発しているのです。農業をやったことがありますか?先生は農業のやり方も知っています。これからは皆さんも、習わなければなりません。統一食口は今後、釣りもハンティングも農業も覚えなければなりません。人間として基礎的な知識ですが、身に付けて損しない技術だと思いませんか?覚えるのにそんなに時間はかかりません。技術を身に付けたら、アフリカに行って、一年間ほど奉仕活動をするのです。観光事業を行って平均所得以上の水準の人には、ツアーを組んでテキサスの農場や養殖場などを観光させるのです。所得の低い人は、日常的なレジャーに興味を持っていますので、毎日、釣りができるような行楽を振興します。

 

今日、160カ国から集まってきた代表者は、商業ベースでボートを販売していることに注目してください。108フィートから85フィート、52フィート、小型ボートは16フィート、20フィート、28フィートと大量に売る準備ができています。どんどん販売しなければなりません。ボートを製造するのに大量生産して、価格帯を下げれば人気商品になります。宣教活動にも大いに役に立つでしょう。

昔、ヨーロッパ人がアメリカに来て、豪邸を建てることを競い合った時代がありました。それから、贅沢な車を持つことを自慢し合う時代になりましたが、そういう時代は過ぎ去って、これからは誰もがレジャー用のボートを持つようになり、持っていない家を貧しい家だと呼ぶ時代になるのです。

 

ワンホープには二つの大きな特徴があります。海上でうまく波に乗れるだけでなく、淡水上でも航行できるのです。ほとんどのレジャーボートは淡水上専用とか、波の穏やかな状態でしか使えません。しかし、ワンホープは、見事に荒波を切って進むのです。頑丈で、格好が良くて、海水上も淡水上も思い通りに操作できるのです。ワンホープがどれ程有名になったかというと、アービントンの消防署がこの船が気に入って、欲しがっていたほどです。そこで先生が一台寄付してあげたら、飛び上がるほど喜んでいました。皆さんもワンホープを手に入れて、心から喜びたいと思いませんか?それでは一台以上買わなければなりませんね。買わないと楽しめませんよ。

ここまで話を聞いて、アフリカ人をいかに救済するかという具体的なイメージが頭に入りましたか?皆さんは復帰摂理を短縮したいと思いますか、延長したいと思いますか?何百年、何千年と時間をかけたいですか?何十年かで成就したいですか?「短縮したいです」本当にそう思いますか?それなら先生がどうやってやるのか、教えてもらわなければなりませんね。

 

魚というのは住む水によって、好む餌がみんな変わってくるのです。先生はコディアックの水と、ハドソン川の水と、ニュージャージーの水しか知りません。その水域でストライプバスと、ブルーフィッシュと、フランダーと、ブラックフィッシュを主に釣りました。どの魚も餌と仕掛けがそれぞれ違います。だから皆さんの故郷のテキサスやフロリダの釣り場に先生に来たら、皆さんが工夫した仕掛けや餌を先生に教えるのです。そうしたら「私が先生に釣り方を教えたんですよ。ハッ、ハッ、ハッ」といって、どれほど誇らしくなるでしょう。

統一教会はいずれ滅びてしまうのですか?それともずっと続くのですか?統一教会は滅びるのですか?それとも成長して世界を覆うのですか?何十年かのうちに世界50億人口が「御父母様、感謝します」といって、朝晩敬礼するのを見て死にたいですか?それとも霊界に行ってから、何百年か後に見たいと思いますか?生きているうちにですか?「はい!」

 

早くしなければなりません。ではどうやってやるのですか?キリスト教が二千年間、熱心に伝道してクリスチャン人口が十億人になりました。現在ではキリスト教で世界を救うのは不可能だと、誰もが認めています。世界九十億人口の中で、15パーセントだけが楽な生活をしていますが、残りは生きていくのが精一杯という状態です。十億人がクリスチャンであれ、残りの四十億人はキリスト教に関心を持っていません。十億人伝道するのに二千年かかるなら、五十億人伝道するのに何年かかるのでしょうか?

生きることに精一杯の四十億人が、「レバレンド・ムーンは自分たちの為に二十年間も苦労しながら準備をして、食糧を持ってきてくれた」と聞いたなら、みんなどういう気持ちがするでしょうか?彼らが皆さんとレバレンド・ムーンのおかげで飢えから救われたと知った時には、皆さんを歓迎するでしょうか。それとも、雲に乗ってやってくる再臨主を歓迎するでしょうか?彼らは皆さんを見て喜ぶでしょうか?雲の上の再臨主を見て喜ぶでしょうか?四十億人口が、食糧を供給されて不安なく生活できるようになれば、彼らはクリスチャンに属したがるでしょうか?アメリカ人に属したがるでしょうか?それとも統一教会に属したがるでしょうか?はっきりしていますね?統一教会にずーっと入っていたいと願うでしょう。短期間であれよあれよという間に、何十億人が統一教会に入教するのです。

 

こうして、宣教活動を繰り広げていけば、選挙のときには大統領を選ぶこともできるのです。政治改革など問題ではありません。宣教活動が勢力を作るのです。神様はそれを望んでいますし、全ての人がそれを待ち望んでいます。皆さんもそれを望んでいますか?勢力の基盤を作ることです。今まではどうするのか分かりませんでしたが、先生が教えてあげました。これからは皆さんが教え広めていく番です。皆さんは先生より劣った仕事がしたいですか?それとも先生を凌ぐ仕事がしたいですか?皆さんは先生より、ずっと若いではありませんか。80才に近くなった老人をこき使おうというのですか?そんなことをすればバチが当たってしまいますよ。

 

先生は今まで基礎を築く為に苦労してきましたから、これからは皆さんが築く基盤を見て回りたいのです。自分の国に帰ったら、言われた通りに宣教活動を展開して、先生が来た時には船に乗せて、海岸や川を案内しながら自分が基盤を見せるようにならなければなりません。それとも今後も過去二十年間と同じような苦労を先生に味あわせるのですか?これからの二十年間は、皆さんの時代だと宣言していいですか?それとも先生の時代なのですか?私たちの時代にみ旨を成就しなければなりません。決意して献身的に尽くせば世界は救われるのです。

私たちには統一運動のために尽力してくれる学者たちがたくさんいますし、宗教指導者の組織もありますし、政治家の組織もありますし、女性連合から青年連合に至るまでたくさんの支持者がいます。これらの団体がお互いに協力し合いながら、活動を展開していくのです。

 

二十年前に始めたオーシャンチャーチ摂理ですが、最後に残ったのは先生一人です。みんな途中で投げ出して、どこかに消えてしまいました。これから二十年間は皆さんの時代です。皆さん、この道を行く覚悟ができていますか?さあ、やりますという人は両手を挙げて神様の前に誓って下さい。神様の祝福がありますように。万歳。

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