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海洋精神と思想(1)

訓読会

​平和

海洋観光趣味産業モデル基地・都市建設による21世紀環太平洋・神様文化文明開闢時代構築に向けて

海は先生を恋しく思います。先生もまた海が恋しいのです。レバレンド・ムーンは海を愛しています。みなさんも同様にそうならなければなりません。海で先生がやっていることを受け継いでほしいのです。

我々が建造した船一隻ごとに、非常にたくさんの汗と涙と祈りが込められていました。そのような精神がそれぞれの船の中に込められています。もし皆さんが本当にこのことを理解するならば、皆さんは船に乗るときに涙を流すはずです。

人々がこの船を見さえすれば、信じなさいと言う必要がなくなります。何も言わなくても信じるようになります。どうしてそうなるのか分かりますか。各家庭がこれらの船を一隻買いたいと思うようになります。

 

その目的は何ですか。それはいかに海を愛し、創造主の理想のもとでいかに海を利用し、また創造目的に従ってどのように海を主管するかということを教えることです。

 

オーシャンチャーチと海洋ビジネスは神様の摂理です。この御旨に命懸けで歩む者は誰でも、神様の祝福と守りを受け、栄える者となるでしょう。

世界の将来の経済や、世界の食糧問題、人類の死活問題は海によって決定することができるのです。

「御旨と海」より抜粋

海についてのみ言葉

 

皆さんは陸の上での農耕と、海に出ることの違いを知らなければなりません。特に、海の上では皆さんは神様と霊界に頼らなければなりません。農夫たちもいつ植え、いつ収穫すべきかを感知しなければならないので、そういうものに依存します。しかし海上においては、皆さんはそれよりもっと霊的、宗教的でなければなりません。先生はそのように自然や神様を体験するのが好きです。だから先生は海へ行きます。(御旨と海256p)

 

海は先生を恋しく思います。先生もまた海が恋しいのです。霊界が先生を助け、神様も先生のすぐ近くに来られます。そこに強い愛の絆があるのです。先生は海に行く予約を取ります。そして、天のお父様が恋しい思いで先生を待っておられるので、先生はそこに早く着きたくてたまらない気持ちになります。(御旨と海256p)

 

海は孤児なのです。海を愛し、海の面倒を見る主人や真の所有者という者が一人もいません。水産業は衰退し、身動きが全くとれない状態にあります。数年も経てば、人類は陸地だけで生活することが困難になるでしょう。人口は今四十億に近いのです。そして十倍の速さで増大しています。一体どうなるのですか。陸地は混雑して来ます。農耕面積が少なくなり、その上人口が増えます。人口問題は、とても深刻な二つの問題のうちの一つなのです。もう一つは汚染問題です。これらの問題を新しい観点から見ることができない所に問題があると先生は思います。汚染の中で最悪のものが空気汚染、つまり車や工場などから出る排気ガスによる汚染です。将来、排気ガスを出すものには何でも制限が敷かれることになるでしょう。料理でさえ制限の対象になるでしょう。余計な煙とか排気ガスはどういう種類のものであれ、大目に見られるということはなくなるでしょう。(御旨と海276~277p)
 

我々はあらゆる種類の食べ物を海底に植えることができます。それについて研究しなければなりません。海はとても広いのです。しかし我々の心はそれに比べて、まだ、あまりにも小さ過ぎます。海には莫大な可能性が秘められています。(御旨と海280p)

 

アメリカの貿易の伝統は大まかに言って、商船の伝統に基づいています。アメリカとメキシコは、海とそしてお互い同士切り離すことのできない絆で結ばれているべきです。これは何も新しい考え方ではありません。我々はこのことを良く知っておくべきでした。(中略)経済の中心の最大のものは、アメリカの中央、シカゴにあるのではなく、海岸線上にあります。例えばハドソン川とハドソン湾のあるニューヨーク、そしてサンフランシスコとロスアンゼルスです。この国の経済にとって海が極めて重要なのは明白なことです。(中略)いったい海をないがしろにしても良いのでしょうか。(御旨と海281p)

 

真のムーニーは海を愛します。どうしてですか。それは統一運動の指導者が海を愛すからです。レバレンド・ムーンは海を愛しています。だから皆さんがムーニーならば、みなさんも同様にそうならなければなりません。女性達、皆さんはどうなのですか。皆さんは本当のムーニーですか、それともそういう振りをしているだけですか。男性達、皆さんはどうですか。(御旨と海287p)


子供は親からいろいろなものを受け継ぎます。皆さんはどうですか。先生から何か受け継いだのですか。先生が皆さんの先頭になって、皆さんよりも何日も何カ月も、何年も先駆けて漁をしていたということを皆さんは知りませんでした。もし皆さんが先生よりももっと一生懸命働いているならば、先生の良心は苦しむでしょう。先生は皆さんに対して厳しいです。皆さんを急き立てます。しかしそれでも皆さんは先生から愛を感じます。それは先生が既に皆さんのレベルを越えた所で働いているからです。(御旨と海287p)

 

海で先生がやっていることを受け継いでほしいのです。それは皆さんにとって重要だし、人類の未来にとって極めて重要なことです。(御旨と海296p)

 

皆さんは厳密に先生の指示に従わなければなりません。皆さんの心霊状態がすべてを決定するでしょう。皆さんは常に祈らなければなりません。特に、海に出かける時は祈らなければなりません。そうすれば皆さんは危険から守られ、導かれるでしょう。(御旨と海328p)

 

過去十年間、先生は毎シーズン一日も欠かさず海で過ごしました。雨であろうと、天気の日であろうと出かけました。文字通り、雨が降ろうと日が照ろうともです。ある時は、嵐が来るという警告がありましたが、出かけました。ある時は嵐が来るのがはっきりと見えました。それでも夜中になって先生は「行こう」と言って出かけたのです。キャプテンはそれに従って出かけました。荒れ狂った海の真ん中に出かけて行って、そこで耐え忍んだのです。そしてそれからすべてを克服し、朝方に帰って来ました。(御旨と海381~382p)
 

先生は海によって、いかに、より崇高な者となるかということを経験しました。海においては、神様に対する信仰を必要とします。なぜならば、完全に神様に頼らなければならないからです。それからまた男達が海に出かけて行く時には、自分の家族を決して忘れません。先生自身の経験でも、家にいる時よりも海に出ている時の方がお母様や子供達のことを考えました。それはなぜかというと、海においては次の瞬間に何が起こるか決して分からないからです。海にいる時には、他のどんな場所にいる時以上に、自分の妻や子供達を愛し、祈ります。ニュー・ホープ号がドッグに帰って来て、お母様と子供達が先生を待って手を振ってくれる時、先生は神様に出会ったような気がします。夫が海における激しい仕事から戻って来る時に、その夫を愛することのできる女性達は、神様の目において最も崇高な模範的な妻となるでしょう。(御旨と海507p)

 

先生がしばしば海に出て行くのは、世界の経済が広大な資源に依存しているからです。未来は、世界の海により多くの注意を払っている人のものとなるでしょう。さらに歴史上、多くの人達が戦争や事故で、海で死にました。先生はそれらの人達を慰め、その人達のために蕩減を払いたいと思っています。時々、先生は危険な嵐が来るということを聞くと、わざと海に出かけたりします。(御旨と海509p)

 

我々は海を支配する者となりたいと思います。海は陸地よりも二倍大きいのです。さらに海の下には広大な資源があります。困難も克服する国が、海を征服するでしょう。我々は陸地を主管することを最初に学びました。それと同じ開拓精神で、我々は海をも征服することができるのです。(御旨と海513p)

 

人類のために海に出て行くことは、正しいことです。こういう観点から見ると、先生の伝統に従いたいと思う正義のアメリカ人は誰ですか。先生はそのようなアメリカ人を十年以上も探して来ました。ことによると、ここで基準を作るために日本から人々を連れて来なければならないでしょう。それからアメリカ人がそれを受け継ぐことができます。しかし、日本人が成功しないなら、韓国人を用いるつもりです。もし彼らが失敗すれば、正しい伝統を打ち立てるために、先生自身の息子、娘達を送るつもりです。そういう理由で今年の夏、祝福の子女達を連れて来ました。このようなことをするのは初めてです。しかし我々は海に対する目標を達成しなければなりません。(御旨と海539p)

 

皆さんが知っているように、地球の表面の3分の1だけが陸地で、3分の2は海です。それゆえに、海を知らずして決して地球全体を主管することはできません。だから皆さん一人一人が、統一教会のあらゆるメンバーが、オーシャンチャーチの基本的な訓練、ナビゲーション(航海術)や船の修理を含めた訓練を受けることが必要です。(御旨と海545p)

 

海は死んでいない、と考えるだけでも信じがたいことです。海は生きており、動いています。海それ自体が動いているだけでなく、陸地や太陽や月との関連で動いています。また、海の中に隠されている美や、不思議なことを知ることは、とてもすばらしいことです。神様の創造されたすべての万物の中で、海は、他の何もの以上に宇宙の動きや天候に対して敏感です。 一度皆さんがそのような海の敏感さを理解し、海と対話し、それに対処するならば、神様の創造された万物の最も複雑なものが分かるようになるでしょう。そうすることによって、すぐに陸地についても理解できるようになります。(御旨と海545p)


海はただ単に敏感であるばかりでなく、非常に変化が激しいものです。それゆえに、この変化する状況に対処することを知ることは、我々自身と自然を最も良く理解することです。我々が神様を中心とした人格を形成するためには、我々がいかに海に対処し、いかにして海の主体となり、またいかにして神様が与えた被造物を主管するかについて知らなければなりません。(御旨と海 545~546p)


神様はすべての主管圏を支配しておられます。神様は全被造物の、すべての変化、敏感な動きをも主管しておられます。これが神様の性質であり、我々はそのような性質に似た者となるように、自らを形成しなければなりません。特にアメリカの若者はそうです。なぜなら、このアメリカという国は三方を広大な海によって囲まれているからです。一般に言ってアメリカ人の興味は、一つの狭い方向に焦点が当てられています。しかし、神様は、そのようなことを望んではおられません。皆さんは、自分自身を四つの方向に対して拡げなければなりません。そういう点において、海は皆さんにそのような訓練の場を提供しています。アメリカの若者達は、海に対してほとんど関心を持っていません。今はそれで良いと思うかもしれませんが、将来のビジョンということになれば、海に対する関心を持たずしては、皆さんは指導者となることはできません。(御旨と海 546p)

 

もう一つ重要なことは、海に対する時には頑固であってはならず、柔軟性がなければならないことです。そうでなければ、海で生き残ることはできません。海に行く人間は柔軟でなければならず、あらゆる状況に対処できる者とならなければなりません。
 例えば陸地では、人々は日中働いて夜は休みます。海ではそういうことはありません。海では昼も夜も働かなければなりません。なぜならば、潮は常に動いており、魚もまたそれに従って動くからです。ある潮と魚が夜やって来る時には、夜働かなければなりません。(御旨と海547p)


さらにたとえ完全なスケジュールを作っていたとしても、台風が来ればそういうスケジュールは全く諦めなければなりません。自分自身の意志だけで動くことはできません。環境に適応し、どのような状況にも対処できるように調和しなければなりません。陸地においては、ほとんどすべての事は、計画し、目標を立てることができますが、海ではそうはいきません。陸上にいると人間は自然と対決し自然を支配しようとします。海はそうすることを簡単に許しません。それゆえ人間は、環境と共に生きること、いかにして柔軟性ある者として生きるかということを学ばなければなりません。海に出かけて行く人間は、自然と対決するかわりに調和するように試みなければなりません。(御旨と海547p)

 

海の訓練は生々しい裸の経験です。それゆえに、それを通して基本的な人間の性質が現れるのです。海の訓練は、あらゆるものをさらけ出します。海の上では隠すことはできません。だから皆さんが海に出かけて行く時には、自分自身をさらけ出さなければなりません。それを通して自らについて学ぶことができ、他の人についても学ぶことができ、また他の人といかにして調和するかを学ぶことができるのです。(御旨と海549p)

 

皆さんは地球を見るときに、地球表面の三分の二は水です。だから、海と陸地とどちらの方がより多くの生き物がいると思いますか。水の中です。地球上の人口は約四十億と推定されます。しかし海には何百億、何千億もの生き物がいます。海と陸地のもう一つの違いは、すべての海はつながっていて一つの海から次の海へと行くことができるということです。陸地もまたつながってはいますが、海は、一つの調和がある全体としてお互いに動いています。海は生きており、適宜に動いています。死んでいるのではないのです。この地球を覆う水面が生きているがゆえに、地球が生きているということを理解することができるのです。(御旨と海552p)

 

これまで海は輸送のために用いて来ました。しかし、人々は海の中に隠された資源を探すために、海を掘り始めることをしませんでした。最近になってある国々は、二百海里領域を「領海」として主張しています。ますます海の資源を巡る争いが、国々を鋭く分裂させつつあります。もし捕る魚がいなくなったら、二百海里の制限というものは意味を持つのでしょうか。人々が海の中の資源を発見し始めるようになると、おそらく彼らは三百マイル、あるいは千マイルも自分の国の領域として主張し始めるでしょう。そうすると「海の真の主人は誰か。誰が本当の主人であるか」という問題が起こるでしょう。(御旨と海552~553p)


もし突然、ある巨大な陸地が海の真ん中に島として現れたとします。その陸地を自分のものとして主張できるのは誰でしょうか。火山の爆発は至る所で起こり得ます。自然は自然の法則に従うのです。

 

神様が「自分が海を創造したのだ。誰がその主人公となるのか」と言いながら被造物を眺めている時に、神様は何を探しておられるのでしょうか。神様はビジョンと勇気を持った人々を探しておられるのです。実際、神様は、そのような海に挑戦するために組織され、それに投入している人々の団体を探しておられるのです。もしそのような海を愛する人々の献身的なグループを見出だすことができれば、神様は彼らに祝福を与えられるでしょう。(御旨と海  553p)

 

そのような人々が、最終的に海に対する主管主たる候補者となるのです。彼らは、創造主の心を持って考えているに違いないからです。そのような勇気ある人々が世界中から一つに集まってきて、そして一つの共通の目標に向かって団結するにつれて、一つの理想、ビジョンはすべての国家や人種の障壁を越えるに違いありません。そのような国際的なグループが確立されるならば、いかなる国もそれに挑戦することはできないでしょう。なぜならば、そのようなグループは、世界的な展望を持っているからです。(御旨と海  553p)

 

海には信じられないほど様々な雰囲気が含まれています。静かな海は、美しい女性のようです。そして浜辺の砂は、まぶしいほどの美しさと平和の絹のようです。しかし、それが海が与えてくれるすべてではありません。少し風が吹くと海は踊り始めます。少しだけです。どのようなバレリーナや踊り子といえども、海の踊りとは決して比べようがありません。踊り子は小さな限られた舞台の上で踊るだけですが、海は際限もなく踊るのです。その踊りの舞台には際限がありません。(御旨と海 554p)


 海では鳥が飛び回ります。飛んで来てまた飛び去り、止まったり羽ばたいたり、すべてが様々に異なる形をして飛びますが、すべて調和が取れています。かもめがやって来て歌を歌い、美しい調和ある動きをします。時々このような美しい光景が、巨大な鯨が水の中から飛び上がって来る突然の火山の爆発のような動きによって、劇的に変化します。水しぶきが輝き、光を反射します。これも信じられない程の美しさです。それほど多くの変化と様々な動きがあります。
 海が腹を立てる時にはあたかも「誰でも自分の方向に向かって来る者は呑み込んでやるぞ」と言っているかのごとく、威厳と力を示します。海はそこに浮かんでいるすべてのものを飲み込むことができるのです。(御旨と海  554~555p)

普通の場合、高速の船は静かな海をあたかも絹のハイウェーのように美しく走ります。しかし、一度海が怒り狂って高波のしぶきを上げる時には、そのような船も無力となります。波が高まれば、船は「はい、はい」と答えるしかありません。波が突然下に落ちれば、その船もまたそれに従うのみです。なぜならば、自然は最も強力であり、海は「お前は私の言うことを聞け。ここに私がいる」と言っているからです。このような理由で、海を愛する人は男も女も高慢になったり、傲慢になったりすることができません。彼らはそのような自然の圧倒的な力の前で、いかに謙遜になるかを知らなければならないからです。(御旨と海 555p)

陸地には緑が見えます。時として、そこではチョウチョウや鳥が飛び回っているのが見えます。しかし、すべては静的です。しかしながら海では、魚の変化はあらゆる動きであり、しかも一つの場所から他の場所へと動きます。そして自らの美を示すのです。海と陸地では、どちらがより多くの美や信じられない程の神秘がありますか。(海です)


 皆さんが、自らを神様の立場において「なぜ神様が海を創り給うたのか」と尋ねれば、「それは神様が陸地には二、三日で飽きてしまうが、海は決して退屈しないからです」と答えるでしょう。それゆえに、将来のビジョンに関係する者は誰しも、海に興味を持たなければなりません。このようにしてその人はビジョンのある人となることができます。(御旨と海  555p)

船についてのみ言葉

先生が船を造るなどとは誰も考えないだろうけれど、我々の船が「二十一世紀の船」であるということが、皆さんには分かるでしょう。一旦我々の船がマグロ釣りで最高だったということがこのコンテストで証明されれば、その市場での売れ行きは相当なものになるでしょう。先生はいろいろなスタイルの長所と短所を知っています。デザインによって先生はそれを全部埋め合わせました。ヘンリー・マスターズは英国から来た我々の兄弟ですが、先生は彼を直接指導して、この計画を完成させました。我々の船はマグロ釣りのトーナメントで賞を獲得するでしょう。まもなくそれが分かります。(御旨と海20p)

 

我々がグロースターにある地所を買うということは世界的なニュースになり、「ウォール・ストリート・ジャーナル」と「ニューヨーク・タイムズ」で報道されました。「タイムズ」はほとんど一ページをこれに割いていました。オーシャンチャーチの船が世界マグロ釣りトーナメントで賞を獲得したということを報道関係者が知れば、それはニュースになるに違いありません。彼らは、一体いつ宗教指導者がこのような熱狂的な船舶デザイナーになったのだろうかと不思議に思うでしょう。(御旨と海20p)

 

先生は「一目ぼれ」という表現を思い出しました。一度この船を見さえすれば、その意味が分かります。特に走っている時の姿はとても美しいのです。美しいという点においては何ら疑問の余地はありません。ファイバーグラスでできたこの船は、何年ももつのだということを考えてみなさい。とても長い間もったからこれで十分だと言えるような船は、今まで一隻もありませんでした。将来、番号が若ければ若いほど、より価値があることになります。ワンホープ4や10は、ワンホープ3000よりはるかに価値が高いのです。だから皆さんの船を大切に扱いなさい。そうすれば40年か50年後、それは極めて価値の高いものになっています。それはまた皆さんの州全体の誇りにもなります。(御旨と海116~117p)

 

人々がこの船を見さえすれば、統一教会を信じなさいと言う必要がなくなります。何も言わなくても信じるようになります。どうしてそうなるのか分かりますか。各家庭がこれらの船を一隻買いたいと思うようになります。こういう船を持った家に住むことが、マンションに住むよりも誇りになります。皆さんはその船の上で休んだり生活したりして、その船の素晴らしい歴史を作り出すべきです。各統一家庭はこれらの船を一隻買うべきです。そのようにこの船は歴史的なものであり、貴重なものです。そういう船を持ちたい者、手を上げなさい。(御旨と海117p)

 

このグッドゴーを、この速くて美しい船を、操縦する姿を想像してみてください。それは沈まない船なのです。ポリ発砲スチロールが入っているので沈みません。船縁まで水が来ても、それでも浮かんでいます。大嵐が来ても沈みません。自分を命綱に結わえさえすれば大丈夫です。嵐によって魚は死ぬかも知れませんが、皆さんは大丈夫です。それはスポーツ用の船だけれども安全な船でもあります。(「御旨と海」118頁)

 

後になって、商業用に同じような船を我々は造る計画でいます。もし皆さんが希望するならば、販売員になってその船を売っても良いでしょう。これも皆さんの経済基盤に役立つでしょう。皆さんが金持ちになる時、統一教会も金持ちになります。しかしその船を販売して得た金をアフリカに献金するならば、さらにもっと良いのです。(御旨と海118~119p)

 

皆さんはグッドゴーを見たのですか。それは我々の誇りなのです。どのようなアメリカの家庭にとっても船は誇りです。彼らは船の世話を良くし、それをもって湖や海へ行きます。皆さんには船を注文し、それを利用する用意が既にできていますか。(御旨と海121p)
 

海はすべて未来と関連しています。知りませんでしたか。皆さんは海に関心を持たなければなりません。さもなければ、歴史の中にただ消えて行ってしまうだけです。将来の指導者の資格は「海について知っていること」というようになるでしょう。また基本的知識は、船の扱い方の知識ということになります。海について知っていること、それに取り組むことができること、このことが将来指導者としての資格を持つための基本条件となるでしょう。(御旨と海 173p)

 

ワンホープ号を卒業したら、次のサイズのボートへ進むことができます。40フィートか50フィートのボートに責任を持てるようになります。そのサイズの船で生活することすらできます。そして海を、皆さんの生活、また生活のあらゆる側面とすることもできます。そして漁のあらゆる面に関心を持ち、実力を備えなければなりません。釣り道具について皆さんは何か知っていますか。魚の取り扱い方法、処理の仕方について知っていますか。エンジンの修理、船の改修ができますか。知らないならばどうやって海で生き残り、海で生計を立てるのですか。(御旨と海180p)

 

ワンホープ号はどこへでも行かなければなりません。そうすれば、人々がそれを見て我々がやっていることを尊敬するようになるでしょう。それは夢なんですが、先生はその夢をいつも胸に秘めているのです。ということは、それは、今は目に見えないけれども、いずれ目に見える形になるということです。将来それを見ることになります。それもそれほど遠い将来ではありません。信じる者は何でもすることができます。行動する者は何でも達成することができます。「信じる者と行動する者」先生がそうであるし、皆さんにもそうなって欲しいと思っています。実際それは夢などではありません。先生が既に知っていることなのです。(御旨と海 180頁~181頁)

 

この船のユニークな点は絶対に沈まないということです。こういう船の使用方法には限界というものがありません。家庭教会としても優れています。家族全員がこの船を使うことができます。またほとんどどこへでも行くことができます。どんな家族にとっても、極めて便利で素晴らしい船なのです。だから先生はそういうデザインにしました。他の船を大量生産するようになったならば、皆さんはそれを自分の個人ビジネスとして売ることができます。またマスターマリン会社を通して、皆さんの地域のその船を買いたい人たちのために発注してやることもできるのです。(御旨と海 182頁)

 

各センターは一隻の船から始めます。その船がもし故障したならば、それを修理します。二隻の船があり、一隻が古くて故障したとします。その時、皆さんは新しいほうの船を使って出かけてはなりません。古いほうの船を修理してそれを用いなければなりません。それが伝統です。古いほうの船が壊れたならば、その船を修理するためのお金を集めなければなりません。そうすることにより、責任を持つという伝統を皆さんは学ぶことになります。船の番号、部品の番号、エンジンの番号、すべての目録を作ります。そうすれば修理に必要な部品を番号によって注文することができます。そういう在庫目録システムを組み、工場との関係を維持していきます。(御旨と海184p)

 

これらの船は若者たちにぴったりと合っているのです。切れ味がよく、現代的で力があります。水の中でナイフのように波を切りながら進む船が、先生は欲しかったのです。先生は若者たちのために、若者たちの心を興奮させるような船をデザインしました。これは若者たちへの先生の愛なのです。(御旨と海217~218p)

 

ワンホープ号はとても頑丈にできています。決して沈みません。先生はそういう船が欲しかったのです。二十人が乗ることができ、大波が襲って来ても、船首の部分は水の上に浮かんでいることができます。救命具を付けて船にしがみついていれば大丈夫なのです。数人乗っていたワンホープ号で既にそういうことが確かめられているので、我々はこの船がとても安全で強靱な船だということを確信しています。我々がそのように造りました。誰かに、あるいは何かにぶつかったとしても、この船は壊れません。この船のデザインは先生がやったのですが、その背後には霊感が働いています。またこの船は多目的船であって、トレーラーで簡単に引くこともできます。それは快速モーター・ボートにもなるし、観光用の船やマグロ用の船、漁船、教育用の船などあらゆる種類の船として用いることができます。あらゆるプログラムに使えるし、どんな所でも行けます。これらの船の用途には、制限とか、特別の使い方というものがありません。(御旨と海291p)


ニュー・ホープ号はマグロ用漁船としては、あまり適していません。大き過ぎるし、仕事を複雑にするきらいがあります。しかしワンホープ号はちょうど良い大きさだし、ラインをそのままにしておくだけで、マグロは船を引っぱるのに疲れてしまいます。先生はこの船のデザインをする前に日本、アラスカ、ドイツなどあらゆる所を調査しました。(御旨と海291p)


我々は特定のことを念頭に置いてこの船を造ったけれども、ワンホープ号は波を切って進むことができなければならないということがその一つです。それから快速でなければならないし、快速で進む時、船が揺れてはなりません。ある船はそういう問題点を持っているので、先生はそういうことが起きないようにしたいと思いました。これらの理由やその他の理由によって、先生はワンホープ号のデザインだけで二年間調査にかけたことになります。(御旨と海291~292p)


今、先生はその船を眺めて、とても幸福感を感じます。快速で進んでいる時に急にカーブしても、たいした衝撃を感じません。人間を投げ出してしまうような船もあるのですが、ワンホープ号はうまく平衡を保つことができます。何千という細かい点が、この船を他の船とは極めて違ったものにしています。しかし先生がこの考えを最初に持ち出した時、アメリカ人達は「お父様、こういう船のデザインをするためには専門家が必要です」などと言いました。(御旨と海 292p)

最初の船は造船について何の知識も持たないメンバー達によって造られたけれども、他の人達にはそういう真似はできません。我々はますます多くの船を造っている現在、ファイバーグラスを用いたこのサイズの船を造るに当たって、メンバー達は新しく大胆な伝統が次第に打ち立てられつつあることに気付き始めています。我々は最高品質の部品を用いるので、船の値段は極めて高いのです。このことを皆さんは真剣に考えなければなりません。(御旨と海 292p)

 

それは高価なだけでなく、メンバー達の犠牲と重労働の下に造られたものです。また、先生自らの汗と涙を流してこの船をデザインし、造ったものであることも皆さんは知っておく必要があります。ただ船に乗って出発するだけではいけません。それは間違った態度なのです。今後何年か経てば、これらの船はとても有名になるでしょう。皆さんには今それが分からないのですが、本当にそうなります。皆さんは自分達の船を真剣な態度で扱わなければならないし、その船に大きな誇りを持っていなければなりません。(御旨と海292~293p)
 

将来、アメリカの漁船はファイバーグラスでできた船で置き換えられることでしょう。きっとそうなるでしょう。将来、それが80フィートまでの船の基準となるでしょう。その船にたとえ穴が開いたり、破損が生じたりしたとしても、鉄製の船よりも簡単に修理できます。先生は今、アラスカの水産業の将来について考えているのですが、そこで漁をするのに、最適な船を開発しようと先生は決めました。先生はこの摂理にとても真剣です。もし西洋のメンバーたちがそれを受け継がなければ、先生は日本人にそれをやらせます。もし日本人がそれを断れば、先生はそれを韓国人にやらせます。もし彼らがその機会を逸することがあれば、先生はそれを祝福家庭の子供たちに与えます。もし彼らが失敗すれば、その時には先生の子供たちがそれを確立するようになります。どうしてですか。人類がこの伝統を受け継がなければならないからです。それは人類の未来のためです。(御旨と海295~296p)

 

先生はワンホープ号を設計しました。その船は強くて高速で走る船です。若者たちは大いにこの船に引きつけられるだろうということを先生は分かっています。この船はそういった若者を念頭に置いて設計されています。先生は、若者がこの船を用いて、皆さんと共に仕事をしてくれることを望んでいました。海の都市では若者たちには希望がありません。彼らは何もすることがなくただ街頭でぶらぶらしているだけです。彼らは麻薬によって侵されるままになっています。彼らは魚釣りにでかけるにしても、魚釣りの装備がなく、魚を捕まえたとしてもどうしたら良いか分からずにいます。そして彼らは自分自身に対する誇りも、自尊心を得る方法も、何も持っていません。(御旨と海324p)

 

皆さんが正しいことのために立ち上がっているがゆえに、沿岸警備隊や市長たちが皆さんを支援に来るでしょう。皆さんの船を用いて、麻薬のパトロールを助けるようにしなさい。これは非常に高価な船であり、そのような素晴らしい船が彼らの仕事を助けるのに使われることを知って、沿岸警備隊の人たちは驚くでしょう。皆さんが人々にその船を使わせてあげ、彼等に皆さんの理想を分かち合うようにするならば、皆さんは彼らの尊敬を勝ち得るでしょう。皆さんに対する迫害は、町のことを心配している善良な人々を皆さんに注目させるでしょう。(御旨と海 325p)

 

皆さんは、皆さんの船を絶えず手入れしなければなりません。皆さんの船はいつも最高の状態に管理し、一点の傷もないものでなければなりません。さもなければ皆さんは危険な立場に陥ることになるでしょう。皆さんの公的な使命は非常に困難なものです。しかし、もし皆さんがそれを達成しようとするなら、アメリカにおける他の指導者と比較することはできません。だから先生は、海洋をアメリカにおける我々の仕事の基盤として選んだのです。またそれゆえ先生はこの基盤を築くために神学校卒業生を選んだのです。(御旨と海327~328p)

 

船を十分に手入れしなさい。そして出かけていって、魚を捕まえなさい。また、船を伝道のプログラムのために用い、町の若者たちを訓練するために用いなさい。皆さんが必要なものはすべて、船によって与えられます。(御旨と海330p)

 

本当はこの目的のために300隻の船を造るべきでしたが、皆さんはそれを受け入れる準備ができていませんでした。皆さんはそれぞれのセンターで10隻の船も欲しいとは思いませんでした。そして先生に対して「お父様、我々は一隻あれば十分です。これ以上船を送らないでください」と言いました。先生は深く失望しました。(御旨と海 331p)

 

グッドゴーの船を見てみましょう。水が好きなだけ入ってくることができます。皆さんの船体の底に穴を開けて、実験してもよいのです。船の中に何人かの人がいたとしても、船の内部が泡状の発砲スチロールのような構造になっているので、彼らは船の中にとどまることができます。この船は安全性を考えて造られています。それと同時に、この船は非常に速く走る船です。もし嵐がやって来たとしても、皆さんはその嵐を乗り切ることができます。もちろん、この船は最も経済的な船というわけではありません。なぜならその船は非常に多くのガソリンを必要とするからです。しかし訓練のプログラムのためには、その船はそれだけの価値があります。我々は速度の遅い経済性の良い船よりも、安全で高速の船を必要としています。訓練のためにはこのグッドゴーの船は最高です。(御旨と海 336 p)

 

清潔な船は、清潔な精神を反映します。秩序だった船はまた、秩序だった精神を反映するものです。つまり皆さんのジグ、釣りざお、リール、ライン、フック、その他すべてのものが、本来あるべき場所に整理整頓されていなければならないということです。(御旨と海 347p)

 

船の上ではすべてをきちんと整理整頓しておきなさい。そうすれば事故が起こるのを最小限にしてくれます。(御旨と海 358p)

 

ニュー・ホープ号は大きな船なので浅い所に行くのは難しいのです。先生が10 フィート位の所へ行けと言うと、キャプテンはいつも心配します。しかしワンホープ号はそれ位の深さの所には簡単に行くことができます。そういう意味においてワンホープ号は万能な漁船であると言えます。先生はこの船を設計する時、できるだけ多くの魚釣りの能力を持つように考えました。だからこの船は本当に速く走ることができ、あらゆる魚釣りの状況にあわせることができます。(御旨と海 371p)

 

ニュー・ホープ号は速度の遅い船です。ですから8時間も漁をして、帰って来るということはできません。出かけるのにも帰って来るのにも時間がかかるからです。実際、朝早く出かけて行って夜遅く帰って来るのでなければ、まる8時間魚を釣ることはできません。そしてニュー・ホープ号ではいつもそのようにしています。

ワンホープ号はもっと速度が速いのです。その意味において、あらゆる種類の魚釣りをするには、ニュー・ホープ号よりワンホープ号の方がずっと向いているのです。皆さんはこれが本当であることを示さなければなりません。先生は皆さんを信頼し、それができることを知っています。(御旨と海 372p)

 

皆さんがこのグッドゴーを操作している時は、自分自身に対して「我々はこの船を自分自身の手で造ったんだ。兄弟姉妹がこの船を造ったんだ」と考えなさい。また我々は、将来自分自身の手でさらに大きな船を造るであろうということを認識しなさい。いつの日か、自分自身の手で造った大洋を渡る何百隻もの船を持つようになるでしょう。このような夢はすべてここから始まったのです。ここで実現したのです。ニュー・ホープ号とフライング・フェニックス号は、将来世界中を行くであろう漁船団のささやかな始まりでした。(御旨と海383~384p)

 

先生が初めてグロースターに足を踏み入れた時に、人々は先生に反対して立ち上がりました。それはある意味で、ばかげたことでした。なぜなら彼らは先生のことを全く知らなかったからです。とにかく十年経って、彼らは我々のことをもっと理解するようになり、我々がこの漁業を成功させるためにどれほど一生懸命働いているかということを知るようになりました。今や「我々がかつて言い続けたように、レバレンド・ムーンがもし止めてしまっていたら、どうなっていただろう」と考える人もいます。(御旨と海384p)

 

ワンホープ号はマグロを捕まえるのに必要なすべての装備を持って造られています。それは皆さんのために造られたのです。先生は皆さんのことを念頭において設計したのです。皆さんがここへ来る前に何時間も何時間も働いたのです。皆さんはこの路程を行きますか。皆さんは、先生が今年皆さんにして欲しいと思うことをするつもりがありますか。先生が自分自身の汗と涙でもってここに築いた伝統のことを考えてみなさい。毎日船の上で働いて、先生は皆さんのことを考えていたのです。(御旨と海 389~390p)

 

先生はすべてを準備するのに十年を費やしました。今から我々は海に出かけて行って、そこにあるすべてのものを相続しなければなりません。それはそこで皆さんを待っています。もし皆さんがこれを得ることができなければ、将来より大きなものを失うことになります。先生は皆さんのために、基準を作ろうと真剣にやって来ました。どうかこのことを忘れないでください。(御旨と海 390p)

 

先生はその船を設計し、その船の経験からどんな種類の船も造ることができます。先生はもっともっと大きな船を設計する方法を学びました。だから今や、先生にとって問題になるような船は一つもありません。我々はいかなる種類の船も造ることができます。ということは、またいかなる種類の魚をも釣ることができるということです。(御旨と海 431~432p)

 

我々はこうでなければなりません。もし我々がいかなる種類の魚でも釣ることができるとすれば、我々はどんな魚でも売ることができるということです。ニューヨーク市には、巨大で有名な卸売りの組織があり、そこでは世界中の魚を売っています。ここに来た日本のメンバー達の多くが非常に一生懸命働きました。彼らは誰のためにそんなに一生懸命働いたのでしょうか。彼らはアメリカのために、そして皆さんのために一生懸命働いたのです。(御旨と海 432p)

 

皆さんが乗ろうとする船は、先生が設計し、メンバー達が建造したものです。九年間の経験の後に、先生はグッドゴーの船を建造したのです。これらの船を最初に建造し始めた時、だれも経験を持っている者はいませんでした。(御旨と海459p)

そのことを考えてみなさい。そのように多くの投資をしてでき上がった船が、その船の価値について何も知らない、全く未経験のメンバー達に一隻ずつ与えられたのです。これらの船をもって、メンバー達はいかにしてマグロを釣るか訓練を受けました。我々が建造した船一隻ごとに、非常にたくさんの汗と涙と祈りが込められていました。皆さんはそれを理解できないかもしれませんが、そのような精神がそれぞれの船の中に込められています。もし皆さんが本当にこのことを理解するならば、皆さんは船に乗るときに涙を流すはずです。先生が初めてグッドゴーに乗った時、先生は泣いたでしょうか、それともあまり深刻に考えずに笑ったでしょうか。皆さんはどう思いますか。(御旨と海 459p)

 

だから、皆さんはふさわしい態度を持って、これらの船に連結されている霊的な、かつ国際的な因縁を相続するために祈らなければなりません。世界中の国々が、これらの船の建造を助けるためにメンバーを送りました。そしてそれらのメンバー達は、この船を建造するために彼らの汗と涙を投入したのです。だれも何も分かりませんでした。彼らは文字通り一から始めたのです。だれもどのような材料を買ったら良いのか、何を最初にしたら良いのか知りませんでした。先生は船一隻の価値は、将来は十万ドル、いや百万ドル以上の価値になるだろうということを知っています。なぜならば、人々が「これはレバレンド・ムーンによって造られた船である」と言うからです。このために、先生は船を建造するメンバー達にできるだけ最高の質の材料を買うようにと指示しました。彼らは中途半端なものではなく、最高の水準の船を建造しなければなりませんでした。(御旨と海459~460p)

 

将来いつの日か、五十州の各地が、たとえ州議事堂を売ったとしても、ワンホープ号を買うであろう事を先生は知っています。ところが、統一教会のメンバー達の中には、これらの船を見たくもないし、これらの船から逃げ出したいと思っている人達がいます。そういうことを先生は目撃しています。先生の目標と願いは、この船の中に投入されているのにもかかわらず、他のアメリカのメンバー達はそのことを理解せず、この船から逃げようとしています。(御旨と海460p)

 

皆さんはこれらの新しくて清潔な船の責任を与えられました。マグロ釣りを70日間した後に、これらの船を今と同じように清潔な船として返さなければなりません。これはこうすることによって、ただ単に皆さんの船を愛するのみならず、皆さんの国を愛したことになるのです。一度海に出かければ、皆さんの船と皆さんの体とどちらがより大切ですか。いやいや皆さんの体の方がより大切でしょう。よろしい。皆さんは船の方がもっと大切だと主張するのですね。今度だけは皆さんに同意します。なぜならば、海に出かけた時には船の方が大切だからです。海の上では、船こそが皆さんが生き残れるかどうかの鍵を握っているからです。(御旨と海468p)

 

だから皆さんは、自分の体を愛する以上に、皆さんの船を愛さなければなりません。皆さんがどんなに有名であろうとも、どんなに多くの人々が船に乗っていようとも、海にいる時は船の方がもっと価値があるのです。船なくして皆さんは生きることができません。自分の手に油がついている時には手を洗うくせに、船が汚れている時に船をきれいにしない人のことを考えてみなさい。こういう人は、今日先生が話している精神の持ち主ではありません。(御旨と海468~469p)


もし皆さんが海に出てそのような態度でいるならば、船が皆さんを嫌うでしょう。そして、海も皆さんを嫌うでしょう。しかし、もし皆さんが心をつくしてその船を愛するならば、海ですらも皆さんを抱きかかえるでしょう。船が皆さんに愛を返し、海が皆さんを抱きかかえる時にのみ、皆さんは幸せを感じることができるのです。もし皆さんが船に対して「あなたは私と共にいることを誇りに思いますか」と尋ねてみて、皆さんの船が「はい、その通りです」と答えるとしたら、何と素晴らしいことでしょうか。もし皆さんが皆さんの船からそのような気持ちを感じることができるならば、また海からもそのように感じるならば、何と素晴らしいことでしょうか。(御旨と海469p)


さらにまた、皆さんは船の備品を愛し、良く手入れしなければなりません。エンジンと船は皆さんの生命を守るものです。また皆さんのラインや針を皆さんの着物以上に愛さなければなりません。皆さんが誰かを、あるいは神様を愛する時には、それらを決して傷つけたりはしないでしょう。それと同じことです。もし皆さんが船を愛し、また船の上のものをすべて愛するならば、それらも皆さんを傷つけることはないでしょう。むしろ皆さんを守ってくれるでしょう。(御旨と海469p)

 

我々が何に取り組もうと、それがオーシャンチャーチであれ、海の事業であれ、それを義務感からするのではありません。皆さんがすることは何であれ、皆さんのものであるということを理解しなければなりません。皆さんは自分のしていることを見て、そして誇らしげに「それは私のものだ」と言うことができなければなりません。ワンホープ号の船を見てみなさい。誰がその船を造りましたか。先生がそれを率先して造ったのです。しかしそれは誰のボートですか。それは皆さんのものなのです。(御旨と海490p)
 

オーシャンチャーチについてのみ言葉

 

統一教会の指導者は、船の上で訓練として18カ月間を過ごすという計画を先生は練っています。だから皆さんもそれを受け入れた方がいいのです。(御旨と海119p)

 

君たちオーシャンチャーチの新しい指導者たちが立派にやれば、海岸沿いにある州の教会センターをはじめとした陸の教会よりももっと急速に皆さんは発展するようになります。(御旨と海 131p)

 

皆さんは任地へ行ったならば、まず沿岸警備隊の責任者たち、警察署長たち、そして市長たちを訪問しなさい。そして自己紹介し、皆さんがやろうとしていることを彼らに説明します。そして、アメリカの水産業界を復興して多くの若者たちが港のために一生懸命働き、献身的に生きることができるように訓練を与えることが、皆さんの関心事であることを彼らに知ってもらいなさい。(御旨と海 132p)

 

海岸線の近くに我々は網工場とか、造船所のようないろいろな工場を設立することができます。上手に管理し一生懸命働き、一つの企画から別の規格へと敏速に行動すれば、皆さんの基盤はすぐにできます。それは皆さんの基盤です。また皆さんの地域の漁師を代表して、いつの日か上院議員か下院議員に立候補することすらできます。(御旨と海135~136p)

 

魚は我々に釣って欲しいと願っています。ほとんどの魚が別の魚に食べられるのですが、それよりは人間に食べられるほうが遥かに良いのです。魚は人間の一部になることによって、その生涯で最高の段階まで達したいと望んでいます。我々も魚が人間に対して思うのと同じ気持ちを神様に抱かなければなりません。我々は最高段階のものの一部になりたい、神様の一部になりたいと思うのです。将来の経済の大部分は海からやってくることになるでしょう。(御旨と海 157p)

 

皆さんの中で、今度オーシャンチャーチに来るのに自分の妻は反対していたみたいだと思っている者はいますか。海の将来に関心がなければ、先生はオーシャンチャーチを始めたりはしないということを妻たちに理解させなければならないし、また皆さんもそれを知っていなければなりません。この世界の三分の二は海ですね。将来、誰が世界の面倒を見るのですか。神の子たちがこの世界を受け継ぐべきなんです。そうすると彼らは海も受け継ぐことになります。だから先生は海に関心を持っているのです。(御旨と海158p)

 

多くの人たちが海を去っています。どうしてですか。新しい海の時代が来つつあるからです。海の真の後見人たちが訪れる時代がやって来たからです。だから我々は海に大きな希望を抱いています。我々にはオーシャンチャーチがあります。また、我々は勇敢な精神を開拓しなければなりません。過去の海賊よりも勇敢で大胆な者になる必要があります。(御旨と海 158~159p)

 

先生が霊界に行ったら、皆さんは先生の精神を受け継ぎ、そして更に前進しますか。皆さんは「はい」と大きな声ではっきりと叫んでいます。本当に先生の伝統を皆さんが継承するならば、オーシャンチャーチは素晴らしいものです。良いものです。それは二重の神様です。一つの神様は陸の神様、もう一つの神様は海の神様、オーシャンチャーチはその両方ですね。我々は陸地に住み、海へ出かけます。だから二重の神様なのです。(御旨と海161~162p)

 

統一教会のメンバーの公式路程は、3年半、基本訓練としてファンダレージング活動をすることになっています。経済基盤は創造を表し、皆さんと万物の関係を復帰することになります。しかしこれは2年間のファンダレージングと、18カ月の海での仕事に変更されなければなりません。(御旨と海 171p)

 

宗教は我々の生活の中心あるいは核ですが、我々は教育、ビジネス、あるいは政治のような他の分野を切り離してしまうことはできません。だからアメリカは先生を理解することができないのです。彼らは大きなスケールで物事を見ることができません。(御旨と海 175p)

 

それから全世界のフィッシングツアーを準備します。アフリカ、ヨーロッパ、南アメリカでの釣りです。その準備を今、しなければなりません。今から始めなければなりません。このようにして我々は全世界の人々とつながるし、人々を世界の海とつなげることにもなります。(御旨と海 186p)

 

このようにして彼らから受け継ぎ、彼らも皆さんの目標達成を援助したいと思うようになります。皆さんは自分の経験を持っていると同時に、その地域の漁師たちの経験も持つことになります。いろいろな地域から得た経験、知識を全部合わせて、皆さんは釣りの教科書を作ることができます。教科書を作り、絶えず改訂します。こういう努力は多くの人々を助けることになります。(御旨と海 188p)

 

博士課程にある者たちもオーシャンチャーチに来なければなりません。この路程を通過しなければなりません。こういうふうに訓練することによってこの国を教育し、この国に対して指導者の資質を我々は開拓することができます。皆さんがそういう男、女になることを先生は願っているのです。先生が歩んできた路程を見るべきです。先生は一介の漁師として自らを訓練してきました。どうしてですか。自分のためではなく、この国を救うためにです。先生は共産主義を乗り越えるための方法を見いだす決意をしました。先生は生涯、ずっと共産主義と闘っているのです。(御旨と海 219p)

 

全世界の兄弟姉妹たちが血を流しています。文字どおり、彼らはこの国を救うために、血のにじむような苦労をしてお金を送ってきています。皆さんは船に乗っています。そして強い風が吹きつけてきます。皆さんはその風に向かって「兄弟姉妹たちがつくった血のにじむようなお金の代価にこたえるために、私は前進するぞ」と叫ぶべきです。(御旨と海 220p)

 

皆さんの使命はとても重大であり、アメリカの運命が皆さんの双肩にかかっています。皆さんはこのことを骨の髄まで感じなければなりません。(中略)結婚して、ただ自分の家族だけの面倒だけを見るという生活、そういう生活を皆さんは想像できますか。皆さんは世界の事について何の関心も持たない情けない人生を送っていた男たち、女たちだったけれど、先生は皆さんを召命し栄光を与えました。(中略)この国が生き残るかどうか、また、自由世界の希望、そういったものが皆さんの双肩にかかっています。10年か、20年か、続けて見るのです。先生が皆さんに願うのはそれだけです。そのうちに皆さんにも分かるようになります。この国は危機に陥り、皆さんを必要とするようになります。(御旨と海225p)

 

ただひたすら働き、話をしない。慰めを求めない。そうすれば人々は皆さんの存在に気づき、皆さんの想像を絶するような素晴らしい責任分担を依頼するために、皆さんのところへやってくるようになるでしょう。(御旨と海 227p)

 

しばらくの間、人類は宇宙空間に逃避し、そこで生活をしようとするかも知れません。しかし難しい問題が多く出費が重なるので、やがて地球に戻って来るようになります。従って海の将来は極めて重要となります。魚は良い食べ物ですか。十年か二十年前、アメリカ人達はよもや生ものを食べるなどとは思いもしませんでした。まして生魚を食べるなどとは夢想だにしませんでした。(御旨と海 277p)

 

水産業はあらゆる面で改善が要求されています。そして海の産業は我々に開かれています。今基盤を築いておくならば、将来、我々に追いつこうと考えることのできる者は一人もいないことになるでしょう。(御旨と海 284p)

 

あらゆる魚の中で我々はどうしてマグロを選んだのでしょうか。それは一度マグロを釣ったらそれが忘れられないということを先生が知ったからなのです。他のいろいろな魚の場合は忘れてしまうのですが、マグロの場合にはそういうことは絶対にありません。だから若者を引き付けるにはこれが最上の方法だということになります。(御旨と海288p)

 

先生は今十年漁をやっています。しかし、もうこれ以上やれません。漁の目的は皆さんにあります。皆さんは先生がここでやったことを研究しその段階から先に進まなければなりません。第一に、皆さんがやるべきことは、すべての情報を集めることです。魚のことについて、またそれがどのように泳ぐかについて知ること。それから海流について、漁をする場所の海底の形について知るのです。マグロ漁についてそういうことを知れば、他のどういう漁に関してもそのノウ・ハウが分かるようになります。また先生が言ったこと、他の人が言ったことを鵜呑みにしてはいけません。自分で発見しなければなりません。魚がどのように泳ぐか、海は一体どういうものなのか、他の人達が言うのを信してはいけません。まず自分でそれを発見しなければなりません。皆さんは、そのように考え、疑問を持ち、研究することができるように自分の心を訓練しなければなりません。皆さんが先生から受け継がなければならないものがそれなのです。(御旨と海296~297p)

 

海で先生がやっていることを受け継いで欲しいのです。将来、統一教会の唯一の希望となるのがオーシャンチャーチです。皆さんの立場がどれほど重大なものかが分かるでしょう。将来、何が海へ行く人の限界となるでしょうか。「限界はない」と、先生は絶対的確信を持って言うことができます。今、ロシア、日本、南アメリカ、北アメリカが競争しているけれども限界は全くありません。我々は実際、海を通じて未来を受け継ぐことができます。我々は未来のための人間なのです。我々はいつも未来のことを考えています。だから未来は我々のものです。アメリカでは六十五歳で引退するけれども、先生は六十歳で始めました。皆さんは先生について来られますか。皆さんは先生よりもずっと若いのに、どうして先生について来られないのですか。皆さんの言い訳は通用しません。難しい問題にぶつかったら、何もない所からオーシャンチャーチを始めた先生のことを考えなさい。何の知識も持たずに漁に出かけ、その後マグロを釣る方法をあみ出した先生のことを考えなさい。皆さんはさらにそれ以上のことをやらなければなりません。(御旨と海 299 p)

 

これを成就させなければなりません。将来のために、誰かがそれを行わなければなりません。皆さんは先生の希望なのです。それが分からなければ、皆さんは自分が一体何者かということさえ分からないことになります。先生に近い者とは、海で成功しようと決意する者のことです。これを語った後でも、先生はここに留まっているべきでしょうか、それとも他の所へ行って何かをやるべきでしょうか。オーシャンチャーチのメンバー、皆さんは先生がどこにいるのだろうかと心配すべきではありません。皆さんが先生と同じ考え、同じ望みを持っている限り、オーシャンチャーチは成功します。皆さんがすべての希望を失ったら、先生の心はいつも皆さんと共にあるということを思い出しなさい。先生はオーシャンチャーチを決して忘れません。(御旨と海 299~300 p)

 

若者が少なくとも三本のマグロを捕ったら、残りの人生はそれに釘づけになるでしょう。(中略)我々はマグロ釣りをすることによって、今までずっとお金を失っていますが、先生は決してそれを心配していません。先生は決してラインを離さないし、この自分の信念も絶対に放棄したりしません。マグロはこの伝統を確立する上で最も優れた種類の魚だということを先生は知っています。(中略)海を愛するには、一年、二年、あるいは三年かかります。長い年月が経った後、皆さんは「そうだ。これが私の未来だ」と言えるようになります。(御旨と海 316~317p)

 

我々は一年とか二年だけ漁をするのではありません。我々は未来を、これが広がり始め、さらに多くの人々が参与するようになる10年後よりさらに未来を見つめています。それからアメリカの若者たちの目が海の方に向き始めるようになります。先生はそのように確信しています。それを確実なものにするために、我々は少なくとも10年間費やして基盤を築かなければなりません。先生はまず自分で漁を始め、6~7年間それを続けた後、オーシャンチャーチを始めました。(御旨と海318p)

 

マグロは最初に捕る魚として最適なのです。マグロ釣りの技術を徹底的に学習しさえすれば、他のどういう種類の魚に対しても確信をもって当たることができます。確信をもって釣りをすれば、皆さんは水産業界全体を復活させることができるし、また、そうすることによってアメリカを復活させることになります。それが先生の皆さんへの希望なのです。(御旨と海 319p)

 

先生がアメリカに来るずっと前に、韓国で先生は海の可能性をいろいろと探求しました。そしてアメリカでは、1974年以来、海に対する摂理のための基台を打ち立てようとしてきました。(中略)80年に皆さんは、海に面した多くの都市へ出かけていって、復興会を通して、それらの都市を復興するようにという指示を与えられました。皆さんはそれらの都市の市長とか、あるいは沿岸警備隊の指導者といった、主要な指導者を招待すべきでした。(御旨と海323p)

 

皆さんはまず統一原理を学ばなければなりません。皆さんが統一原理を教えることができなければ、霊的な基盤を達成する方法がありません。皆さんが皆さんの理想や理念を教えることができなければ、成功を勝ち得る方法がありません。(御旨と海326p)

 

皆さんは自分の戦いを組織しなければなりません。皆さんは規律正しく組織化されなければなりません。皆さんはチームワークを重んじる人でなければなりません。それには疑いがあってはなりません。もし皆さんが他の人を訓練しようとするなら、自分自身を訓練しなければなりません。(省)皆さんは自分の心に規律を与えることなくして、海を首尾よく勝ち得ることはできません。皆さんは海における仕事に対して、科学的で組織化された取り組みをしなければなりません。(御旨と海327p)

 

いかなる都市においても、若者の問題について悩んでいる親たちがいるのです。オーシャンチャーチのメンバーたちはこれらの難しい若者たちを助けてあげるのです。そして彼らの言葉に耳を傾けるカウンセラーとなることができるのです。そして皆さんの船でこれらの若者たちを訓練することができます。そうすれば、その若者の親たち、町の市長や指導者たちも皆さんの側に来るようになるでしょう。(御旨と海329~330p)

 

先生は、オーシャンチャーチはIOWC(国際機動隊)や州の教会以上に成功すると信じます。なぜならば、皆さんが船を用いてする仕事は、非常に早く町から認められるようになるからです。いつの日か、皆さんが皆さんの町の市長にさえなるかも知れません。(中略)また皆さんの中には、下院議員や上院議員といった国会議員になる人さえも出て来るかも知れません。(御旨と海330p)

 

我々は現実的な奉仕を通して、いかにすればそれをなすことができるか。我々は本当にこの国を救うために、我々がなすあらゆるものを通して基盤をつくりつつあります。我々は現実的な奉仕を通して、人々に手を差し伸べることができるのです。私たちは、機械や船、車、魚や寿司などを売っているかもしれません。しかし、真に重要なことは、我々が人々に奉仕し、そして彼らとの間に良い関係を築くということです。我々は我々の基盤を築いているのです。(御旨と海 338p)

 

先生はまた、このグロースターに海洋大学を建設することについても、極めて真剣に考えています。我々はそのような大学を建設するための土地を買いました。しかしこの地域の人たちは恐れをなして「レバレンド・ムーンはこの地域を乗っ取って、ある種の専制政治をしようとしているのだ」と叫びました。もちろん、彼らは、今はそのようなことが本当でないことを知っており、彼らは我々を受け入れ始めています。いつの日か、我々はそのような海洋大学を実現するでしょう。(御旨と海 342p)

 

海にとっての新しい時代が始まろうとしているのです。これは本当に歴史的なことであり、皆さんは今それに参加しているのです。なぜか。なぜならば、将来いつの日か、この地域のすべての人たちが統一教会についてはっきりと知るようになるからです。そして多くの人たちが統一教会に入教するようになるでしょう。皆さん、そう信じませんか。世界中から何百万の人たちが統一教会に入教するようになるでしょう。(御旨と海 343p)

 

先生は無神論や共産主義に対して断固とした立場を取っていますから、彼らは何とか先生をやっつけたいと思っています。ですから、過去十年間先生がしたように、毎日、皆さんとともに海に出るということは難しいことです。先生は皆さんに自立して欲しいと期待しています。皆さんは独立して自分自身の道を開拓するようでなければなりません。特に今年はそうです。さもなければ、皆さんはどうして自分で自分を養う人間となることができるでしょうか。またどうして、皆さんは他の人を支えることができるでしょうか。皆さん一人一人がこの訓練期間の意味を理解して、これからの二カ月間、そのような基準に見合うようにならなければなりません。(御旨と海 344p)

 

皆さんが、船に乗って毎日出かけることがいかに難しいかを体験する時に、先生が過去十年間、毎日ニュー・ホープで過ごした経験を思ってください。この十年のシーズンの間、一度も船の上で横になって眠ったことはありませんでした。先生はこの訓練のために自分のすべての意思と心情を投入しました。先生は船に乗って、マグロを待っている長い間も常に、もっと神と人類のために自分をささげるように祈っていました。このようなことを、ここで皆さんに相続して欲しいと願っているのです。(御旨と海 344p)

 

霊界は競馬におけるダーク・ホースのようなものです。それはほとんど起こりえないようなことですが、それが起こるのです。例えば、皆さんがだれかが捨ててしまったような古いラインを拾ったとします。他の人たちがそのラインでたくさんのマグロを釣ったのですが、遂に新しいラインに付け替えました。皆さんは新しいラインを持っているけれども、その古いラインも使ってみたとします。すると突然その古いラインにマグロがかかるのです。それをどのように説明しますか。そういうことが実際に起こりました。だから先生はこういったことをも話しているのです。皆さんは魚具、フックやラインを愛さなければなりません。魚を捕るそれらの道具を大切にし、一瞬たりとも目の届かない所に置きたくないと思って、自分のベッドにそれらを持ち込むようにならなければなりません。そういった心情、そういった愛は良いことです。この愛がいたる所で結合して、そしてそれが目に見えない方法で、ほとんどありえない方法で結び付くからです。(御旨と海 350~351p)

 

先生は船に乗ってマグロが来るのを待っている間、アメリカにおける神の摂理についていろいろなことを考え、何をなすべきか計画しました。先生は世界の飢餓の問題について考え、一歩一歩何をなすべきかについて計画しました。先生はたった一年や二年先のことを考えたのではなく、百年先のことを考え、それを準備するにはどうしたら良いかを考えたのです。(御旨と海 382p)

皆さんがここでなす全てのことは、直接先生と関連しています。多くのことを先生は自分で発明しました。先生は道を直くし、すべて皆さんのために開拓しました。それを皆さんの誇りとして受け取り、道端の岩の一つ一つが先生のなしたことの証であるごとく、皆さんの足跡も記録されるでしょう。我々のなすことはすべて、深い宗教的な意義のあることなのです。だからただ単に出かけて行って、他の漁師達と同じように、ただ魚を捕って、それを船に縛って家に持って来るということではいけません。(御旨と海 382~383p)

 

皆さんの経験を、先生が魚釣りをした時にどのように考え、どのように経験したかということに結び付けなければなりません。皆さんの使命の成功は、他のすべてのワンホープ号と結び付いています。ただ単にこの地域だけではなくワンホープ号のある至る所、海岸線に沿ったすべての所が、たとえそれが南アメリカであっても関連しているのです。(御旨と海 383p)

 

本質はこういうことです。すべての心をそれに投入するということです。神様に語り、またマグロに語りなさい。世界のために神のために、すべての心を尽くして何事も行いなさい。十年間、不正と戦って来ました。我々はこのグロースターと戦って来ました。そして今、我々は勝利を収めつつあります。モーニング・ガーデンも我々に返って来ました。そしてまた漁師達も我々を理解し始めています。市長はグロースターでの初期の頃の、我々に対する不公平な取り扱いに対して詫びました。このようにして我々は勝利を勝ち得たのです。

我々はアメリカの三つの海岸で戦って来ました。我々がアラバマで鋼鉄の船を造り始めた時に、三千人の人々がやって来て、それに反対してデモを行いました。その時には、その地域には他に三十一の造船所があったのです。しかし今やどうなりましたか。そこで生き残っているのは我々の所だけです。そして我々は、その地域の経済に引き続き貢献しているのです。(御旨と海 387p)

 

まず皆さんは、皆さんの国を救わなければなりません。次に海の未来を確保しなければなりません。かつて、このグロースターから漁に出る大型船が、少なくとも四十隻ありました。しかし今は僅かです。この国には海に対する希望がありません。我々はこの国に対して希望をもたらしつつあるのです。だから皆さんは何事に対しても不平を言ってはなりません。皆さんはすべてのことを相続しつつあるのです。海には偉大なすばらしい将来があります。先生はそのことを知っています。皆さんもそれを信じています。その将来は誰のためのものですか。誰のためですか。我々のためですか。アメリカのためです。皆さんがここへ来たのは指導者ゆえではなく、神様が皆さんを呼んだのです。皆さんは神の召命ゆえにここにいるのです。ここにいることが、いかに特別なことであるかということを皆さんは知らなければなりません。だからここにいることに対して不平を言ってはなりません。(御旨と海388~389p)
 

皆さんはオーシャンチャーチの基盤がどのようにして造られたかを知っていますか。先生がその基盤を造ったのです。先生はそれを自分でしなければなりませんでした。最初のうちは、先生は全く一人でした。今は、我々は海老やロブスター、ハリバットを捕まえています。多くのアメリカ人がそのようなシー・フードを好んでいます。先生が一人であらゆることを開拓し、開発したのです。それから食口達を説得しなければなりませんでした。先生は多くの食口達が過去五年間の内に、オーシャンチャーチから逃げ出すのを目撃しました。しかし、先生はそれを続けたのです。今や我々は、カナダでロブスターの養殖をしており、またアラスカでもフィッシングをしており、アラバマでも海老を捕っています。東海岸でも漁業を発展させています。誰もこの仕事をしたいと思った者はいませんでした。こういう仕事は、誰も好きではありませんでした。この基盤を造るため、たった一人で先生は働きました。(御旨と海427p)

 

動物の肉は、いつも食べる物としては必ずしも最善のものではありません。医者達がこの点を証明しつつあります。彼らは人々にもっと魚を食べるようにと言っています。健康のためにアメリカ人はもっと魚を食べるべきです。そういう理由で、我々は日本レストランを作り、また新鮮な魚を配達する制度を作らなければなりません。(御旨と海428p)


皆さん、グロースターについて知っていますね。先生が初めてそこに行った時には、マグロの値段は一ポンド当たり十セント以下でした。今やマグロは一ポンド四ドル五十セント以上です。先生がそれに参入した時、マグロの買い付けをしている人々は先生に反対する声を上げました。しかし先生は気にしませんでした。それは良いことだからです。先生も自分の声を高くして、そういう仲買人が漁師を搾取しているということを言いました。それは本当なのです。そこで漁師達は先生の本当の動機を理解し始めたのです。その後しばらくして、先生がニュー・ホープ号に乗って出かけると、無線を通して「レバレンド・ムーン、私はあなたが嫌いではありません。良い一日でありますように」と呼びかけてくるのを何度も聞きました。それは本当です。漁師達はあまり多くのお金を稼いではいないのです。彼らは惨めな立場にいます。海に出ていく費用について考えてみてください。海の町は惨めな状況にあります。なぜですか。それは若者たちがそういう町から逃げてしまって、内陸へ移動しているからです。(御旨と海429p)

 

二十年前、アメリカ人は日本人を見た時に「彼らは生の魚を食べる動物のようなものだ」と言ったものです。ところがこの数年来、アメリカ人は変わりつつあります。今や彼らは値段の高い寿司レストランで食事をし、たくさんのお金を払っています。アメリカにある日本レストランは非常に多くの金を稼ぐでしょう。(中略)なぜなら、もし皆さんが人々に良い食べ物と良いサービスを提供するならば、人々はそこで食べる度に喜ぶからです。我々はそういう種類の高い水準を持つつもりです。そうすれば、お客さんは何度でも来るでしょう。そのような素晴らしい経験を与えてくれる人々を迫害することは、非常に難しいのです。(御旨と海 432~433p)

 

本当に関心を持っているお客さんには、自分達の家で寿司の作り方を教えることもできます。また食事の時以外の時間で、我々はそのための寿司教室を開くことができます。それからまた、我々はレストランの隣に新鮮な魚のお店を造ることができます。自分自身で食事を作りたいお客さんはそこで魚を買うことができます。そのようにすることは人々にサービスを提供する美しい方法であり、また人々と良い関係を築くことができます。このようにして、アメリカのすべての海岸、海岸沿いにある町に発展することができます。(御旨と海 433p)


人間が生きるためには高蛋白質を必要とします。アメリカはその二百海里の中にその蛋白源をたくさん持っていますが、世界の他の人々には与えてはいません。もしアメリカがそのような必要性を理解できず、世界の人々を助けないのならば、先生自身で何とかしようと決意しています。二百海里の制限をめぐって、多くのトラブルがあります。世界の他の国の人々は、これらの海域にある潜在的な可能性を知っており、彼らはそこで魚を釣りたいと思っています。彼らができる二番目の選択はアメリカからその魚を買うことですが、他の国に対して魚業を制限しているこの海域で、アメリカ自身は魚釣りをしていないのです。(御旨と海 434p)


こういうことを考えたアメリカの若者は一人もいませんでした。アメリカの若者は誰も先生を助けに来てくれませんでした。むしろ、先生が皆さんのために基盤を築いているのです。今や、皆さんはこの基盤を見、今まで先生が一人でしてきたことをはっきりと理解しました。今、皆さんには希望があります。(御旨と海 434p)

 

我々はまた海岸から海岸へ、国から国へと協力を惜しみません。もし漁師達が南アメリカで魚を捕っているとすれば、我々は、彼らがその魚をヨーロッパへ売るのを助けるでしょう。もし彼らがアフリカで魚を捕っているのであれば、我々は、その魚をアメリカやその他の国で売るのを助けるでしょう。魚は世界中の海のみならず、川や湖などにもいます。だから我々は魚を捕ったり、養殖したり、加工したり、それを売ったりするあらゆる方法を見つけなければなりません。先生は、魚を捕ると同時に、魚を加工することもできる船を造ることについて考えました。我々がアラバマで船を最初に造り始めた時、その近くにある造船所は次から次へと閉鎖されていきました。だから、造船会社を造るには時期が非常に悪い、と誰もが言いました。そのくらい漁業が衰退していたのです。なぜアメリカ人はそんなに魚が嫌いなのでしょうか。それは彼らが、魚というものがどんなに良いものであるか、それをどのようにして料理し、味わうかということを知らないからです。我々は彼らにそのことを教えなければなりません。(御旨と海 435~436p)


彼らはまた、魚を捕る生活様式がどんなに良いものか知らないでいます。だから我々は、若者を海に連れていって、いかにしてマグロを釣るかを教えなければなりません。そうすれば若者達はその精神を得るでしょう。そして彼らは、そのような生活をしたいと望むようになるでしょう。先生はそのことを何年も前に考えました。そして皆さんに話しているのです。いつの日か、人々はレバレンド・ムーンを見て、「レバレンド・ムーンは本当に良い人である」と言うようになるでしょう。(御旨と海 436p)


アメリカ西海岸にはいくつかの都市があります。アラスカを中心として、シアトルとサンフランシスコは北アメリカの摂理に属し、ロスアンゼルスとサンディエゴは、南アメリカの摂理に属しています。そのことを考えてみなさい。我々は多くの種類の基盤を持っています。そして、南アメリカにも基盤を造らなければなりません。それらの国にもまた将来があります。我々は、世界的な漁業のための基盤造りを手助けしなければなりません。(御旨と海 437p)


北極から南極までずっとです。南アメリカには、チリとアルゼンチンがあります。それらは南極に連結しています。誰も南極を所有している者はいません。いつの日か、我々はそこに行くべきです。皆さんはそのことを考えるべきです。我々は北極から南極までの間のすべての国々を連結しなければなりません。皆さんはそのことを考えなければなりません。今から皆さんはそれを打ち立てるために働くのです。(御旨と海 437p)


皆さんは海に対して、また漁業に対して関心を持っていますか。これまで、いかに世界を一つに結び付けることができるか考えたことがありますか。海の摂理はなんとすばらしいことでしょう。海へ行って魚を捕まえ、それから加工して、それを売るということを悪く考えてはいけません。海は将来の我々の基盤であり、我々は何らかの方法でこの海の摂理に参加するようになるのです。(御旨と海 438p)

我々はこの基盤を、全世界のために築かなければなりません。これが人々と国家を一つにする、最も早い方法です。先生はこれをいかになすことができるかといつも考えていました。だから先生は海に基盤を造っているのです。我々がこの基盤を造れば、将来に対する我々の方向性は真っ直ぐなものとなるでしょう。(御旨と海438p)


いかなる基盤を我々が築こうとも、その背後には霊界があるのです。皆さんはそれについてあまり分からないかもしれませんが、それは事実です。我々のメンバーの中には命をかけて共産国の中で働いている者達がいます。しかし、彼らはそこにおける将来のために基盤を造っているのです。彼らを守るものは何ですか。CIAも彼らを守ってはくれません。それは確かなことです。何か他のものが彼らを守っているのです。それが霊界です。(御旨と海 439p)

この地上世界は、非常に狭い場所です。霊界は広くて際限がありません。それゆえに、皆さんが建設の基礎を造りながら地下で働いている時に、皆さんの仕事がどれだけ広くなるかについて考えなさい。なぜそうなのですか。それは皆さんの仕事の背後に霊界があるからです。このようなわけで、先生は迫害の真っ只中、誰も先生を歓迎せず、皆が先生を排除しようと一生懸命になっている時に、この国中の海の基盤を築いたのです。だから皆さん、今から一生懸命働いて、将来においてその結果を見たいと思いませんか。先生は、皆さんがそのことを全然知らない間に、これだけのことをしたのです。(御旨と海 439p)

これが基盤なのです。一度にこの基盤を造ったならば、将来は大きなものとなります。既に先生は、過去十年間に皆さんのためにこの基盤を用意しました。我々は非常に多くの人材とお金を投入してきました。そして、たいした見返りもなしにそうして来たのです。しかし、何か大きなもののための基盤を築いている時には、それは覚悟しなければなりません。(御旨と海 440p)

 

先生の目標は、アメリカの海岸都市を再び発展させ、世界中の人々に食料を供給するために、魚や海産物を輸出できるようにすることです。皆さんの中には、なぜグロースターのような小さくてつまらない町に呼ばれたのか、不思議に思っているでしょう。皆さんは、迫害や困難な状況を克服する先生の精神を相続しなければなりません。なぜなら、先生はいかにして世界を救い、また全世界の人にいかにして食糧を供給するかというビジョンを持っているからです。(御旨と海 458p)

 

皆さんが、先生がオーシャンチャーチを始めた時からの御言葉を読めばそのメッセージがいかに重要で、いかに真剣なものであるかが分かるでしょう。しかし先生がそのような説明を与えた後でさえも、多くのメンバーがこのオーシャンチャーチの活動から離れていきました。先生はあきらめることはできません。先生はこれをアメリカの若者達に与えたいと思っていましたが、彼らはその機会を得ようとはしませんでした。だから先生は、若い日本のメンバー達を連れてこなければなりませんでした。最も価値のある貴重な宝を見つけるためには、最も困難な道を行かなければなりません。それが真理です。(御旨と海 460~461p)

 

先生はダンベリーへ行った時さえも、この国によって打ち負かされたのではありませんでした。そうではなく、不正に対して戦ったのです。先生がダンベリーから出てきた時には、このような戦いにおいて認められました。我々には決意が必要です。我々は高く立って「いかに風が強く吹こうとも、いかに多くの嵐がこようとも、自分はここに立って決して止まらない」と言わなければなりません。数年前、グロースターで嵐がくると警告がありました。そしてラジオのアナウンサーは、家にとどまるように言いました。ところが、先生は午前一時に「出かけよう」と言ったのです。風が非常に強く吹いていたので、誰もが危険があることを知っていました。それにもかかわらず「前進」と言ったのです。そして我々は嵐の中へ出かけていきました。(御旨と海 463p)


先生は非常にタフな人間です。それと同時に、先生は霊的な方向にも従わなければなりません。それがどういうことか分かりますか。我々がまさに行かなければならない精神とは、「自分の目が最後に閉じるまで、誰にも自分の手を開けさせない。自分はこの道をできるだけ強くつかんで決して離さない」と言うことができるような精神を持たければならないのです。(御旨と海 463p)

 

ここでは朝四時に起きますが、その時は光もありません。先生は、皆さんが「ああ、自分はこのムーニーの伝統はとても好きになれない。あまりにもすることが多すぎる。これは自分にとっては問題だ」と言うのが聞こえます。いや、これが先生にとって問題なのです。先生にとってそんなことを言う人が問題を提供するのです。我々の状況は異なった世界にいるということです。我々が前進するにつれて、もっともっと難しくなるでしょう。皆さんは我々の理念について考えなさい。我々は世界を統一することができるのです。それが我々の概念であり、可能性なのです。我々はそれをどうしようというのでしょうか。皆さんにとって、これまでそれがいかに難しかったでしょうか。今からは、それがさらに難しくなります。これが我々の結論です。(御旨と海 465~466p)

 

今晩先生の話を聞けたということは、歴史的な事であり、光栄な事です。皆さん一人一人、使命に向かって出かけるのです。力を持って、また天に不屈の精神と決意を誓って行きなさい。先生は常に皆さんと共にいるでしょう。オーシャンチャーチと海洋ビジネスは、神様の摂理です。先生は以前、何度もそのことを宣言しました。今晩再び宣言します。これらは摂理的使命なのです。したがって、この御旨に命懸けで歩むものは誰でも、神様の祝福と守りを受け、栄える者となるでしょう。(御旨と海 500 p)


先生は統一教会の将来の経済基盤は、海の領域であることを感じています。先生は、皆さんを訓練しなければなりません。先生は皆さんに対して責任があるのです。先生は皆さんがどのようにして自分自身の生活をしていくかについて、計画を始めなければなりません。皆さんは祝福を受け、そして祝福の結果として神様は皆さんに子供を授けるでしょう。皆さんは子供達を養って行かなければなりません。先生は十年先を見て、将来の経済基盤を準備するために海に行くのです。海に行くということは、先生がこれまでなした中で最も疲れることです。しかし先生は皆さんの誰よりも、肉体的な困難をもっともっと耐え忍ばなければならないと決意しています。(御旨と海505p)

 

先生がこの国の漁場を復活しなければ、この国は死んでしまうでしょう。先生は死にかけている海洋事業を復興することにより、アメリカに貢献するつもりです。我々は現在、母船を買う構想を持っており、それはカリブ海で楽しむための巡航とは違います。その目的は海の宝を捕ることです。我々は神様の仕事のために偉大な経済基盤を創造することができます。魚を捕ることが目的ではなく、共産世界を開放することが目標なのです。だから前進しなければなりません。(中略)海には我々の手によって収穫されることを待ち望んでいる広大な宝庫が横たわっています。(御旨と海 506~507頁)

 

先生がしばしば海に出て行くのは、世界の経済が広大な資源に依存しているからです。未来は、世界の海により多くの注意を払っている人のものとなるでしょう。(御旨と海 509頁)

 

広大な海洋資源は、統一教会を待っていた神様の祝福であると先生は見ています。先生は神様に対して「二十年くだされば、我々は海を征服し、主管して、あなたに栄光をお返しします」と約束しました。先生は海に出かけるたびにそのように考えています。後に、フォードやロックフェラー財団も取るに足りないように見える基盤を我々は築くでしょう。そのように確信しなければなりません。(御旨と海 513~514p)

 

魚釣りは信じられない位つらい仕事であっても、先生は統一教会の後孫達に残す伝統のために、何ら躊躇することなく自分自身を与えたいと思ったのです。(御旨と海517p)


先生はこの道を先導しており、統一教会はそれに従って来るでしょう。先生は、あなた達美しい女性が船の船長となって海に出て行き、海のことについて非常に良く理解し、男達もその命令に従うことを厭わなくなる姿を見たいと思います。(中略)皆さんはまた、自分の赤ん坊を連れて行くことも考えて良いでしょう。先生はこのような考えで非常に興奮しています。(御旨と海 520p)


先生はあなた達女性が船の船長となり、皆さんの夫達が一等航海士となる制度を打ち立てるつもりです。だからあなた達男性も、船長が命令を与える時には、例え船長が自分の妻であったとしても、「はい、分かりました」と言わなければなりません。(御旨と海520p)

 

先生はすべての神学生と教会の指導者達が、一年半は海での任務を果たすために海に行って欲しいと思います。現在アメリカの漁業を指導し、主張する主人は誰もいません。なぜならば、この分野は神様が天の摂理のためにとっておかれた分野だからです。(御旨と海526p)

 

毎朝先生は午前二時から三時には海に出て行きます。そして真夜中に戻って来ます。これまでマグロ釣りは楽しむスポーツでしたが、先生がそれを始めるとマグロ釣りは戦いとなりました。(御旨と海529p)

 

我々はオーシャンチャーチを始めました。世界は三分の一が陸地であり、三分の二が海であることは明白な事実です。人は海に棲むあらゆるものを食べることができます。海にある植物を含めて、あらゆるものを食べることができます。皆さんは、陸地に生息しているあらゆるものを食べることができますか。海には陸にあるものは何でもあり、それ以上のものがあります。何千種もの魚がいます。アメリカ人は陸地で育った動物の肉を好んで食べますが、しかし彼らは海の生物の肉を食べることを知らなかったのです。(中略)今や彼らは長生きできるように、魚を食べることにますます興味を持つようになっています。(御旨と海530p)

 

いつも先生は二つの世界に、最も自然に生きています。つまり、高い世界と低い世界の間を行ったり来たりしています。(中略)先生を見つけることができたのは、裏庭の物置で数人のメンバー達と魚釣りのために道具を直していた時でした。先生の人生においては、高いものと低いものの両極端を抱擁して来ました。神様の御旨は、これら二つの極端を調和することであり、神様の力のみがそれをなすことができます。真のムーニーというのは、愛の生命力を人格としたものです。だから我々は、この二つの世界を一つに結び付けることができるのです。(御旨と海535p)

 

誰がアメリカの海に対して責任を取ることができますか。どんなに難しかろうとも、先生はその責任を取るつもりです。それが先生の決意です。皆さんは海に行くのがどんなに嫌であろうとも、先生はこの国のために海に行き続けるつもりです。そのような基盤を造った後で、このメッセージがアメリカの若者に理解されることを先生は知っています。皆さん達は「先生の言うことは好きだけれども、先生のしていることは好きではない」と言うかもしれません。先生のしていることを好む人と、好まない人に分けることができます。皆さんアメリカの若い男達はどうですか。皆さんはオーシャンチャーチを好きですか。皆さんは口でだけ忠実なのですか。(御旨と海 537p)

 

先生はイロハから学ばなければなりませんでした。そして毎日、来る日も来る日も働き続けて伝統を打ち立てました。今や先生は、他のマグロ釣りの漁師達の間で専門家として知られています。先生は計画を立て、そして七年ないし八年のシーズンに忠実に実行し、遂にマグロの釣り方を知るようになりました。そのようなことは単なる趣味としてとか、ただ海を楽しみたいと思っているような人には到底達成することができません。(御旨と海538p)

 

先生の皮膚がどんなに黒くなっているかを見なさい。先生は、気晴らしのバケーションで日に当たって日焼けしたのではありません。先生はオーシャンチャーチを指導しながら、毎日海で戦い、忍耐してきました。海には主人もなければ管理人もありません。そして海には希望がありませんでした。先生は海を開拓し、海の資源を収穫することができるように若者を海に連れて行きたいと思っています。海はこれまで見捨てられて来ました。中南米でどのようになっているかを見てみなさい。それらの国々は皆孤立し、海が見捨てられつつあります。(御旨と海540p)

 

皆さんは魚釣りというのは、何時間も時間がかかって何もしないでいるものだと思っています。そうではありません。皆さんは常に気を張っていなければなりません。それはここでは説明できませんが、いろいろな技術を必要とします(皆さんはそれを経験しなければなりません)。それは黒帯の技術です。例えば、魚がやって来る時に、先生は魚を直接見なくても、その魚が餌に食い付こうとしていることが分かります。そうすると、魚との間の駆引きとなります。もしラインをあまり荒々しく引っ張れば、その瞬間に魚を逃がしてしまいます。だから、ほんの少しだけラインを引っ張ります。すると魚はそれに関心を持ち、寄って来て餌に食い付こうとします。その瞬間に倍の力、2倍の力で引っ張るのです。誰がそのようなことを知っていますか。そのようなタイミングを見つけ出した者がいるでしょうか。先生はこういうすべてのことを研究してきています。

皆さんも一定の訓練を通過しなければなりません。第一、第二、第三レベル、そしてもっと高いレベルがあります。雨が降っていれば、魚釣りを早くやめるべきだと思いますか。(中略)しかし、先生は行かなければなりません。先生はそれを果たさなければなりません。先生は、メンバー達に教えることに陶酔しています。先生はもっと勉強しなければなりません。どうして早く帰って来ることができるでしょうか。世界の将来の経済や、世界の食料問題、人類の死活問題は海によって決定することができるのです。(御旨と海542p)

 

このアメリカという国は神様が祝福した国です。豊富な物質が恵みとして与えられています。しかし、この恵みは神様に属するものです。我々はそのような財産の管理人です。我々は、神様が与えた祝福をすべて勝ち取るようにしなければなりません。先生はそのための基盤を造りました。先生はアメリカに伝統を打ち立てるつもりです。もし皆さんがそのような伝統に従うことができるならば、皆さんは世界の残りを受け継ぐことができます。それが皆さんのなすべきことなのです。(御旨と海543p)

 

多くの人々は、今や宇宙時代が到来したと言います。しかし、皆さんは宇宙空間に住むことはできません。しかし、海からは資源を引き出すこともできれば、そこから生計を立てることもできます。こういう理由で、先生はオーシャンチャーチを創設しました。将来、オーシャンチャーチの基盤の方が陸上の教会よりももっと大きくなるだろうと、先生は感じています。これまでの所、我々は陸上の教会の時代に生きて来ました。今からはオーシャンチャーチの時代に生きるようになります。(御旨と海546p)

 

オーシャンチャーチは将来何をするのでしょうか。その目的は何ですか。それはいかに海を愛し、創造主の理想のもとでいかに海を利用し、また創造目的に従ってどのように海を主管するかということを教えることです。海と陸地を分ける境界線は海岸です。従って、海岸はその二つの世界の結び目を表します。いずれは海岸線が最も重要となるでしょう。海岸線の財産がすべての内で最も価値のあるものとなるでしょう。(御旨と海  553~554p)

 

いろいろ検討した結果、鮭こそがムーニーの魚となるべきであり、鮭こそがムーニー・スピリットを象徴するものであると決定しました。雄と雌の鮭は、並んで共に川を上がり産卵の場所まで泳いで来ます。彼らがはるばるそのような旅をする目的は、卵を生むということです。そして、夫婦は卵を産む場所で川底を掘り始めます。産卵の間、雄は雌を守るようにその周りを泳ぎ回ります。やがて彼らの皮膚の色と筋肉が変化し始め、そして卵を産むという使命が完遂された後は、彼らは命を捧げて死んでしまいます。彼らの体はやがて腐敗し、そして卵からかえったその小さな魚のための飼料となるのです。これが彼らの運命ですが、卵を産むことによって繁殖することに成功します。それは愛のためなのです。彼らは恐れることなく、共にその運命に向かって進んで行きます。これは本当に見るのは美しいことです。先生はこのような鮭の中に理想的な夫婦のイメージを見ました。すべての人類が鮭のように生きる時、神様の住み給う所が人間と共にあるようになり、神様は人間の中で幸せとなられるでしょう。(御旨と海561p)

 

なぜ神様は鮭を創ったのでしょうか。それは人間を教育し、人間が従うべき模範を見せるためでした。では、結論を言いましょう。オーシャンチャーチは、神様の理想を教えるために創られました。海の被造物を通し、海に対する真の愛と海に対する真の主管ということを得ることができます。各自は、神様と共に共同の創造主となり、神様の創造という偉大な御業に参画し、そして被造物を友として理解することができるようになります。(御旨と海561~562p)
 

お父様の海での伝統

 

先生は皆さんをひどくせき立てるので、冷血で苛酷な人間に見えます。前方から近づいてくるものを見たならば、それが迫害や困難に見えます。しかし後ろから見たならば、神様が皆さんの面倒を見、皆さんの人生のために、指針や指導を与えておられることが分かります。愛は訓練です。簡単にできるものではありません。(御旨と海257p)

 

もしキリスト教がその目標と理想をすべて達成していたならば、先生はこんなにいろいろやる必要がなかったのですが、現実はそうではありませんでした。反対に、キリスト教徒たちは先生がやっていることを真剣に考えもせず、猛烈に反対してきます。先生を支持した人が、今まで誰かいましたか。

たとえ、統一教会のメンバー達が先生を支持するとしても、まず企画を始め、その企画についていろいろ説明するのは先生です。先生の家族でさえ、先生のことをすぐには理解できませんでした。この世界が先生を受け入れるということが、どうしてこれほど難しいのですか。それは先生を受け入れるためには多くの宗教指導者たちが自分の考えを変えなければならないのですが、それを彼らはやりたくないからです。(御旨と海 275~276P)

 

ダンベリーについてはどうでしょうか。それは何か知っていますか。それは何を意味するか知っていますか。それは刑務所です。どのような種類の刑務所ですか。それはアメリカの刑務所です。韓国の刑務所ではありません。なぜ先生はそこへ行かなければならなかったのでしょうか。それはアメリカが、先生を理解しなかったからだと皆さんは言うでしょう。なぜアメリカは先生を理解しなかったのですか。それはアメリカが理解しなかったからではなく、理解しなかったのは皆さんです。メンバーのすべてが理解しなかったのです。(御旨と海394~395p)

 

それは、この国の誰も先生が何をしようとしているか理解していないからです。統一教会のメンバーですら、先生のやろうとすることを理解しません。過去十年間、皆さんは先生を理解しませんでした。それは惨めな状況でした。もし皆さんが先生を理解しないとしたら、どうしてアメリカの人々に先生を理解してもらうことを期待できるでしょうか。皆さんだけでなく、先生の家族も先生を決して理解しませんでした。先生自身の兄弟や姉妹達も先生のことを理解しませんでした。彼らも先生に当惑し、反対したのです。(御旨と海 406p)

 

アメリカは偉大な国であるかもしれませんし、アメリカ人も偉大な国民であるかもしれません。しかし皆さんの考えることは、ただ自分の国のことだけです。もしそのように考えるとするならば、どうして皆さんは偉大であることができますか。世界の問題は皆さんにとってそれほど重要ではありません。今日、世界のある国では何百万の人々が飢えに苦しんでいます。皆さん、それが分かりますか。いいえ、皆さんはそれが分からないでしょう。先生がしなければならないことは、この世界のより良い側面を霊界と連結することなのです。そして先生は、先生の目を深い地獄、最も惨めな状況に向けなければなりません。先生はそういうすべての問題を解決しなければならないのです。(御旨と海406~407p)

 

「もし皆さんが先生に会いたいのであれば、地球上の一番遠い所へ行きなさい。この地球上の最後の一人が救われるまで、先生と共に最も困難な場所に行きなさい」 もし皆さんがそれでも先生と共にいたいと思い、先生の行く所はどこにでも行ってそのような仕事をするのであれば、皆さんは決して滅びないでしょう。(御旨と海 412p)

 

これまで我々は弱い立場に立って迫害を受けて来ました。しかし一度我々が確固たる基盤を獲得すれば、我々は非常に強くなって、真理のために発言し、世界の間違っていることに反対するために発言するようにならなければなりません。我々がそのような認められた中で柔らかくなるのではなくて、より強くならなければならないということがはっきりと理解できますか。(御旨と海 424p)

 

皆さんが何かの基盤を造っている時には、人々は皆さんが何をしているのか理解できないものです。皆さんがその仕事を成し遂げた後になって、ようやく人々は、皆さんの目的と動機を理解するものです。だから迫害は自然現象なのです。迫害は起こらなければならないのです。多くの人々は迫害ゆえに逃げ出しました。しかし、先生はそれについてすべて知っています。先生の全生涯は、迫害の中で過ごしてきました。先生がダンベリーに行くことによって、何が起こりましたか。先生は四年間分の仕事と努力を失いました。四年間が完全に失われたのです。だから先生の関心は、いかにして復帰をより早く進ませるかです。先生はそれがいつまでもだらだらと続くことを望みません。いかに早くするか、それは、先生がダンベリーで過ごしている間、ずっと心に留めていたことです。先生は、いかにしてアメリカにおいての仕事を早く進めることができるか考えたのです。(御旨と海 436~437p)

 

なぜ、韓国において人々はレバレンド・ムーンに反対したのでしょうか。なぜ人々は、日本においても先生に反対したのでしょうか。なぜ人々は、この国においても先生に反対したのでしょうか。それはこの生活が神様の道だからです。神様は先生が行ってきたことを知っています。先生はあらゆることを神様が指示されるままに行ってきました。神様はハンサムな男の道、つまり簡単な道を選びません。神様の道はいつも最も困難な道です。先生はいつも二つの道を比べて何であれ、困難な道を選んできました。(御旨と海 466p)

統一教会を代表することができるのは誰でしょう。皆さんですか。先生はいつも将来について、全世界について考えて来ました。皆さんはそれだけのことを考えて来なかったでしょう。(中略)この道を行くか、行かないかです。聖書は「冷たいか、熱いかである」と言っています。神様は中途半端な人間を好みません。サタンですらもそのような人間を好みません。皆さんはどうですか。皆さん、この道を行くのに燃えていますか。自分自身の中で新しい決意をしなさい。腹を据えて、根性を据えて新しい決意をしなさい。この目的のために、皆さんに話しにきたのです。(御旨と海 467p)

 

皆さんにとって神様とは誰ですか。「私の親です」と言えなければなりません。「神様は真の父母の親ばかりでなく、私の親である」ということを、立ち上がって誇りを持って言うことができなければなりません。そしてこの地上において、真の父母は私の親ですと宣言することができるのです。これをもって我々は前進して行くのです。これが我々の知るべき最も大切なことです。(御旨と海 490p)
 

我々が前進する中心は何ですか。真の愛のみです。真の愛を持っていれば、皆さんの業績は永遠に続くでしょう。真の愛を持ってすれば、皆さんが成し遂げたことは永遠に消えることはないでしょう。皆さんの心の内容についてはどうですか。もし皆さんの中で「自分は水準から余りにも遠く離れ過ぎてしまっている」と考える人がいるならば、今こそもう一度考え直すべきです。(御旨と海 491p)
 

皆さんがハーバード大学から博士号を受け取ったら、その時誰もが皆さんを褒めることでしょう。しかし、皆さんがそれまでにどれだけの苦労と困難を通過したかということについては、誰も理解しないでしょう。二十年もかかったかも知れないし、一年しかかからなかったかもしれません。確かなことは、それをできるだけ早く成した人は誰であれ、それだけ多くの苦労をしたということです。(御旨と海 492p)


先生がアメリカに来てからの十四年間に、先生は歴史上かつてなかったことを成し遂げました。アメリカ歴史上、これらのことを想像した人さえいませんでした。しかし皆さんは、その背後にいかに多くの困難や苦痛があったか理解できないでしょう。すべて先生一人で通過してきたことなのです。誰も先生が来ることを歓迎しませんでした。誰もダンベリーに行きたいとは思いませんでした。先生は目標を達成するために一生懸命働き、犠牲を払ったのです。努力の実りだけをただ受けたいと願う人がいるとすれば、それは泥棒の心を持っているようなものです。皆さんは、それに値する代価を支払わずして、貴重な宝物を得ることはできないのです。(御旨と海 492~493p)

 

皆さんはこの運動がどこから出発したかを考えなければなりません。四十年前、先生はたった一人でした。友達もなく、家もなく、お金もなく、組織もありませんでした。先生は全く一人でした。兄弟もなく、家族もなく、親もいませんでした。彼らは理解してくれなかったのです。先生の親は、先生のことを心配しました。彼らは「ああ、私達の息子は非常に能力がある男子なのに、彼は奇妙な方向へ行こうとしている」と考えました。だからその当時、先生が持っていた唯一の味方は誰だったでしょうか。時々、先生は「たとえ自分一人となったとしても、決して諦めません」と泣き叫ぶ時がありました。神様が先生の唯一の味方であり、神様だけが先生と共にいてくれました。これが出発でした。(御旨と海 496p)
 

今日、もし皆さんが神様は自分の唯一の味方であると考えれば、将来について心配する必要はありません。神様は皆さんを守り導いてくれるでしょう。それが鍵です。それが最も大切なことです。皆さんは神様に対して「もし神様が早朝四時に起きるのであれば、私は早朝三時に起きます。一時間あなたを負かします」と言って、神様と競争しても良いでしょう。また皆さんは「神様、もしあなたが汗を流したいのであれば、私は汗だけでなく涙と血を流したいと思います」と言っても良いでしょう。皆さんはグロースターのキャンペーンの話を知っていますね。先生が朝四時に出発して行ってみると、漁師の中にはもっと早く出発し始めた人達がいると聞きました。それで先生はさらにもっと朝早く出かけるようになり、遂に午前一時に出発して、一晩中、海に留まっていたのです。そうすると、他の漁師達はそれ以上競争することができませんでした。このように我々はグロースターで勝利し、彼らの尊敬を勝ち取ったのです。(御旨と海496~497p)

 

親というものは、常により遅くまで、より一生懸命働き、そしてより朝早くから仕事を始めるものです。親の心というものは、親がもっともっと一生懸命に働いて、そして翌日の準備をしている間に子供達には休んでいてほしいと願うものです。親の心というものは、最後の最後まであらゆることに気を配り、あらゆることを見守りたいと願うものなのです。皆さんは朝早く起きていると思ったかもしれませんが、しかし皆さんが起きる前に神様は既に起きておられ、皆さんの前におられたのです。神様がこのように常に一歩先へ行っておられるということを皆さんが悟る時、皆さんは決して疲れることはできないでしょう。諦めることはできません。皆さんは常に「私は神様を慰めてあげたい」という気持ちを持つでしょう。しかし神様は常にそこにいて、皆さんに慰めを与えておられるのです。このようなことを理解すれば、皆さんは神様の心の重荷を軽くするために、あらゆる努力をしたいと思うでしょう。そのような心と気持ちを持って皆さんが前進するならば、皆さんは決して失敗することはないでしょう。(御旨と海 497~498p)

 

これは先生が皆さんに対して与えたいと思う証です。先生はこのような証をもって、生涯をかけて生きてきました。そして今なおこの国をつかみ、この国をひっくり返して、神様のもとへもたらしたいという目標を持っています。それは夢のようなことです。しかしそれは実現されるでしょう。(中略)皆さんは疲れているかもしれませんが、先生は決して疲れません。皆さんは疲れ、後ろに下がり落後するかもしれません。しかし先生は決してそうなりません。先生は必ず最終的には目標を達成し、そして皆さんより先にいて、皆さんが帰って来るのを待つでしょう。この時、恥じる気持ちを持って先生の所に来てはなりません。恥ずかしい息子、娘であってはなりません。(御旨と海 498p)

 

皆さんはどこへ行っても難しい仕事を探さなければなりません。いつも「何であれ、最も困難な仕事を自分はします」と考えなさい。もし皆さんが最も困難な仕事をするならば、既にそこに親がいるのを見いだすでしょう。親はいつももっと困難な仕事をしに行くのです。だからそこで、真に神様を見いだすでしょう。(御旨と海 498p)


台風がやってくるかもしれませんが、しかし皆さんは「いかなる台風も私のワンホープ号の進路を妨げるものはないだろう」と言いなさい。そうすれば神様が共におられるでしょう。神様は「私の息子、私の娘よ、お前は本当に私の子供である。良く来た」と言うでしょう。これは先生の日常生活の秘訣なのです。それは先生の日常生活の心情です。今、時計を見てみなさい。時計を見る時、それが既に真夜中であれば、皆さんは「ああ、もう遅い」と思うでしょう。しかし、皆さんの考えはもう既に遅れています。もし神様が、朝三時に仕事を始めようとしておられると皆さんが考えるならば、「ああ、まだ真夜中だ。まだ早すぎる」という具合に言うでしょう。そのように考えるのです。(御旨と海 498~499p)

皆さんは、神様に抱きかかえられることを楽しみとしていなければなりません。そうするためには、少なくとも朝三時には仕事を始めなければなりません。そのような状態で皆さんは疲れて、ちょっとの間でも車の中で居眠りをするでしょう。その時に神様が皆さんの所にやってきて、啓示を与えるのです。八時間も眠って、目を覚まして幸せな気持ちで「ああ、今日はまたどこかへピクニックに行こうかな」というようなことを言っているのであれば、決して啓示を受けることはありません。決して神様に出会うことはありません。(御旨と海 499p)

皆さんは、サタンが行くことのできない道を選ばなければなりません。そのような道とは最も厳しい道なので、サタンは「ああ、駄目だ。自分はそのような道を行くことができない。お前は私なしに行きなさい」というようなものでなければなりません。皆さんはそのような路程を選ばなければなりません。そこには神様だけが待っておられます。そして、皆さんだけが神様に出会う機会を持つことになるのです。(御旨と海 499p)

皆さんは「自分は一生懸命働いてきた。それで、もうこの仕事には飽き飽きした。それは単調だ。これには何の喜びもない」と考えるかもしれません。皆さんは、一味違った人間にならなければなりません。明日を楽しみにしなければなりません。皆さんは、明日、その翌日、あるいはこれから十年、二十年後に、素晴らしく刺激的なことが起こることを期待しなければなりません。常に人生に刺激を感じ、そして決して疲れてはなりません。そういう人がレバレンド・ムーンの望む種類のムーニーです。先生は、このような種類の人を神様の祝福を持って常に祝福するでしょう。(御旨と海499~500p)

 

アメリカにやって来たピルグリムたちは開拓者でした。そうでなければ、特に嵐の季節に大西洋を横断するようなことはしなかったでしょう。彼らは不確かな運命が自分達の先に横たわっており、生命の保証もないことを知っていました。彼ら以前にその新世界に到着した人はほとんどいませんでした。しかしそれでも彼らは出かけていきました。神様に対する希望と信仰によって困難を克服しました。

今二十世紀における我々もまた、神様に対する信仰を持って荒海に乗り出す船のように前進しつつあります。いかなる迫害やいかなる風が吹こうとも、我々は神様に対する信仰を持っているのです。(御旨と海513頁)

 

皆さんは、暗い世界に光を与える灯台である、という信仰と確信を持たなければなりません。灯台はどのような天候の時でも光を放ちます。なぜならば、悪天候の時こそ、船が最も灯台を必要とするからです。厚い霧に包まれている時こそ、ますます光を放たなければなりません。逆境であればあるほど、その光はより違大なものでなければなりません。(御旨と海515~516p)

 

今は新しい時代、新しい歴史の一ページです。皆さんがこの新しい歴史の主人公です。そうなるためには、皆さんは決意しなければなりません。そのような決意なくして、皆さんはその目的に近づくことすらできないでしょう。命を賭けるという決意があればサタンを分別することができます。サタンはもはや皆さんと何の関係も持てなくなるでしょう。(御旨と海 543p)

 

自分が生き残ろうとしてはいけません。死の境地へ行きなさい。そうすれば神様が皆さんの犠牲を受け取って、決して皆さんを死なせはしないでしょう。それが原理です。それがまさに先生の人生です。先生はこれまで、常に死の覚悟をしてきました。このような伝統は、先生から皆さんへ、皆さんから他の人達へ受け継がれていくのです。皆さんが生きている限り、息をしている限り、不平を言うことはできません。なぜならば、既にそのような決意をしたからです。皆さんは死ぬ覚悟があります。しかし、まだ死んではいません。「自分はまだ生きています、自分はもっともっと行かなければなりません。もし死んでいないのであれば、自分はもっと行くことができます。神様、ありがとう」と言うことができます。(御旨と海 543~544p)


先生の足は筋肉によってではなく、いつも何らかの理由で腫れ上っています。船のデッキに長く立っていることから足を使い過ぎたとしても、先生は「神様、ありがとうございます。まだ自分は死んでいません。まだ自分は息をしています。神様、私はもっと行くことができます」と言うのです。ある晩ちょっとした事故があって、バスルームで転びました。お母様は知りませんが、その時先生は気を失ってしまいました。自分が立ち上がって最初に口から出た言葉は「神様、ありがとうございます」でした。(御旨と海 544p)

 

そういう伝統を先生は統一教会の中で築いてきました。どうして我々が不平を言うことができるでしょうか。もし我々がこういう伝統を無視するならば、アメリカは陰気で悲惨な国となるでしょう。皆さんがこの伝統を受け継ぐときに、アメリカは栄光と繁栄の国となるでしょう。皆さんがこの伝統を受け継ぐならば、祝福が永遠に訪れるでしょう。(御旨と海 544p)

 

その他のみ言葉より

 

「統一教会と陸地と海」1991年6月1日

 

人間の身体の三分の二は水分です。水はどこから来るのでしょうか。海からです。ハドソン河のような大河も、もとは海の水が蒸発して雲になり、それが雨となって川になったのです。それゆえ海は水の源であり、生命の源でもあることを感謝すべきです。


陸地と海とどちらがより重要だと思いますか。陸地から水がなくなれば砂漠になってしまい、生物が存在できなくなってしまいます。また、陸地にあるどんな景勝地も水があってこそ美しいことを考えると、水の源である海の方が重要です。歴史的にも、海は生物を生かし、人間の生活を維持するのに重要であり続けました。アメリカ人も自分たちの国が世界の強国だと誇るのではなく、水と海に対して感謝し謙遜になるべきです。


人間の身体を維持するために何よりも大切なものは、水と空気と日光です。海に行けば、これらが豊富にあります。人間は、海の幸を食べる方が健康になります。海の幸は身体に良いのです。動物の肉を多く食べると病気もそれだけ多くなります。日本人は魚を多く食べるから平均寿命が世界一です。地上で長生きしたい者は、魚を多く食べるべきです。先生は肉を多く食べることを勧めません。将来は動物の肉は魚の餌とし、人間は魚を多く食べるようになるでしょう。


 ローマ帝国迫害時代のキリスト教徒は、魚の印を連絡のために使用していました。迫害を受けつつも生き残り、ついにはローマ帝国を征服しました。このように魚は神の摂理と深い因縁があります。先生の名前も魚と関係があります。先生の名前を漢字で書くと「文鮮明」となります。「文」は真理を表し、「鮮」は「魚」と「羊」からなり、「新鮮な」とか「鮮やかな」という意味です。「明」は「日」と「月」から成り、「明るい」という意味です。従って、「文」は心や精神、「鮮明」は体や物質に相当しており、性相と形状のバランスのとれた名前なのです。


 先生は将来の食糧問題の鍵は海にあると見て、何もないところから広範な海洋事業を開発するために努力してきました。誰よりも多くの時間を海で過ごし、海で考え、海で祈り、海で苦労しました。いかに多くの時間と努力を注いだか。皆さんには想像できないでしょう。一尾の魚を釣ることが何人かの人間を復帰することになると考えると、いかに価値あることでしょうか。ある時は真夜中に海に出て行って、海の所有権を宣言し、「将来の人類のため、海洋事業の強力な基盤を築くためにこのようにしているのです」と言うと、神様も「お前は正しい」と言われたこともあります。


海洋事業を展開すれば、将来の生活の心配はなくなります。オーシャン・チャーチ(海洋教会)の目的もそこにあります。統一教会はたとえ教会がなくても、海で礼拝することができるのです。

 

船の建造は1962年から始めました。先生は、海へ行ってはいろいろ考え、船の特徴や欠点を研究しました。今では魚を釣るのに最も便利でしかも形の美しい船を造ることができます。先生の船の特徴は卵型をしていることで、どんなスピードを出しても海水が中に入ってこないことです。沿岸警備隊でもこれを高く評価しています。更に将来のために潜水艦にも関心を持っています。


これからは船を所有することがステイタス・シンボル(社会的地位の象徴)となります。先生の船は20フィート(約6.1m)の船を12000ドルで買うことができます。統一教会の食口も船を買って、海で訓練する必要性を認識すべきです。海は最も良い訓練場です。


我々は勝利者とならなければなりません。先生は万人から反対されても引き下がりませんでした。一人で摂理歴史の秘密を解き、一人で迫害を受け、一人で勝利しました。個人としての実績において先生に勝る者はいません。先生は陸に対しても海に対しても準備をしてきました。陸地では既に思想、政治、経済、言論、科学技術、芸術等多くの分野において基盤を造りました。


世界中で一年間に二千万人が餓死しています。このような現状を見て神様は心を痛めておられます。我々はこのような神様の心を知り、食糧問題を解決しなければなりません。
 

「万物の日と愛の結実」1991年6月12日

 

例えば水で満たされたシンクの中で皿を洗う時、その水はアメリカの水だけではなく、世界中から集まってきた水の成分が混ざっているのです。5つの海が繋がっていて、そこから水が来るのです。「これはアメリカだけの空気です」と言うことができますか。いいえ、空気や水のように、最も大事なものは境界線がないのです。誰が境界をつくったのですか。悪い人間たち。境界とは、アメリカの場合のように、人の権力を守るためだけにあります。こういう話をするとアメリカ人は喜びません。しかし、神様はただ義を守られる方であるので、悪いことでも良いことでも、私は真実を伝えます。

私は黒人になったでしょう。そうでしょう。最近では早朝から釣りに出るのを一日も欠かしたことがありません。魚というものはとてつもない資源になるものです。魚は数万、数百万の卵を産むことができ、それら一つ一つの卵がかえることができるのです。自然界での出生率は0.8パーセントですが、人工的に孵化させればそれを100パーセント近くまで上げることができるのです。どれだけの魚の量になるか考えてみてください。現在、地球上で2000万人の人々が飢えています。一日に6万人の人々が飢え死にしているのですが、アメリカの大統領はそれは彼の責任ではないと思っています。ゴルバチョフもそうです。ただ真の御父母様だけが責任を感じ、それがあなたたちの使命であり、我々の子供たちの使命なのです。

ですから今朝、敬礼式のあとに長い時間をかけてこのことについて祝福家庭の皆さんに話してきました。すべての祝福家庭に一隻ずつボートを買い、海の上での生活を練習し、魚を釣り、食べるように言ったのです。トレーラーと20フィートのボートを買いなさい。我々は美しく、絶対沈まないボートを造ってきました。絶対的に安全であり、Aプラスのボートです。過去20年間このために準備してきたのです。我々には良いプロットタイプのボートがあるので、ただ、数を生産すれば良いだけです。たくさんの人々が、特にアラスカでは、海が荒れていると出ていくのを怖がります。しかし私はいつも「では行こうか!」と言ってどんな天候でも釣りに出るのです。皆が「このような天候は鉄のボートしか耐えられません」と言ったのですが、私は完全に安全なファイバーグラスのボートを造りました。私は皆がその基台を相続できるよう、海洋企業を開拓してきました。現在は海水を最も高い山に持っていくのにも問題ありません。そして魚をその山の頂上で孵化し、育てることもできます。祝福を受けた人は手を挙げてください。受けてない人、手を挙げてください。まだ祝福を受けてない人はここにいてもいいのですか?(はい!)将来あなたたちも祝福を受けます。

 

それでは全ての統一教会のメンバーの皆さん、家族のためにボートを買いますか?お金がなかったらどうしますか?これから毎日一食抜いて、ボートを一隻買うためにお金を貯めてください。わたしはこうなることを知っていたので、準備しておいたのです。私は若い時は毎日昼食を抜いていましたが、いつも一番エネルギーに満ちていました。私はそれを7年間続けました。私が基台をつくったので皆さんはただ後をついて来れば良いだけです。いやとは言えません。その理由がありません。誰のためにこれをするのでしょうか?自分のためですか?それともお父様を喜ばせるためですか?それよりも、世界中で飢えて死んでいく人類のためなのです。我々が彼らを助けなければなりません!それが我々の使命なのです。    

 

私は経済復帰の方法を教えました。飢えている世界を救うために強力な基準を持つグループに我々がなるということは、どれだけ素晴らしいことでしょうか。魚を釣り、他の商品と交換します。私たちが他の人たちに対して模範的な家族になり、さらには養殖の方法も教えます。この中で、「お父様、私は一年間一日一食抜いて2万ドルのお金を貯め、経済復帰をし、自分のすべての財産を動員します」という人は手を挙げてください。可能なはずです。訓練が最も重要なことです!そうすれば何でもできるようになります。私が皆さんを訓練します。「どんなに困難な状況でも目標達成します。扉を開け、それを実現します!」 皆さんはお父様に続かなければなりません。でなければ地獄の底に落ちるでしょう。皆さんそれが出来ますか。出来ませんか。(はい!)自分の中で決意をし、「はい、お父様、私は自分の家族のためにボートを買います」という人は手を挙げてください。

 

船を造っておきましたか

 

いつだったか半島文明について話してあげたでしょう?「半島文明は二重文化をもって発展してきた。そして、日本で火山が爆発する時は、韓半島を考えなければならない」と言いました。それで「船を造っておきなさい」と前から話しておきました。船を造りましたか。それは、そのようになるかもしれません。ですから、日本人は傲慢に振る舞ってはいけません。アメリカ人も傲慢に振る舞ってはいけません。太平洋の両側の沿岸で傲慢に振る舞えば、神様は二つともそのままほってはおきません。アメリカも打たれ、日本も打たれます。先生は、そうなるように祈祷はしませんが、日本が誤ればそのようにならざるを得ないというのは妥当な結論です。歴史的な善悪の審判から見れば妥当な話だというのです。(環太平洋摂理290p)
 

圓母船 (ウォンモソン)奉献式・進水式でのみ言葉

ラスベガス 2011年8月18日

 

貴賓の皆様、今日(こんにち)世界人口の中で、ほとんど10億に近い人々が飢えに苦しんでいます。平均6秒ごとに1人、1年に2千万人が死んでいっているのです。特別に多くの子供が栄養失調で命を失っているのです。UNは2015年まで飢餓人口を半分に減らすと宣布しましたが、地球温暖化で穀物生産量が減り、専門家たちはかえって2020年になれば飢餓人口が二倍に増加すると展望しています。

深刻な飢餓問題を解決できる代案はどこにありますか?本人は地球星の75%を占めている海洋圏こそ、人類の飢餓問題を解決できる資源の宝庫であるという考えです。海は各種公害と資源の枯渇によって失いつつある地球の持久性を回復させて人類の明るい未来を約束する新しい原資材の宝庫であるのです。

 

本人は飢餓で苦しんでいる人類を解放する為に、すでに1960年代から去る50年余りの間、海洋産業に投資してきましたし、ボート産業および釣り技術など海洋技術を開発してきました。1980年代にグッドゴー(Good Go)船舶を建造し、アラスカ ・コディアックとメキシコ湾など美国30ヵ所余りに海洋産業の基地を作りました。1990年代にはブラジルとウルグアイを中心に南米海洋産業に投資するなど全世界52ヵ国に世界的な海洋ネットワークを造りました。こういう基盤の上に2000年代、大韓民国南海岸の麗水と太平洋中央にあるハワイを、環太平洋時代の海洋産業のハブとして発展させてまいりました。

特別に今日は貴賓を迎え、本人が創案した石膏モールド工法を紹介し、ここに新しい新技術をより一層開発適用して製作した「圓母船 (ウォンモソン)」の進水式を持つことになりました。「天艇号」をはじめ「マスターマリン」造船は世界的な次元で船舶産業の新しい地平を開き、韓国とアジア地域の海洋交通に革新をもたらすことはもちろん、生活の質を向上させるのに大きく寄与していくでしょう。

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